ワラーチで走り始めて3年。ハーフやフルマラソン、ウルトラでも、ワラーチでシューズの頃の自己ベストを、大きく更新するようになってきた。超ウルトラも、不安なく走れるようになってきた。今となっては、むしろシューズで走る方が怖くて不安。
そんな自分がワラーチの作り方で、工夫しているところは?
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ワラーチの作り方は、百人居れば百通り(たぶん)
ワラーチを最初から自作する勇気はなかった。なので、まずはネットで購入。
それで、しばらく走ってみて、さあいよいよ次は作ってみようかな、と。
まずは、ブログやYouTubeを見ながら、気に入ったのを作ってみて。あとは、自分なりにアレンジ。そしてまた、他の人のを参考にして。の繰り返し。
自分のを4足、嫁のを2足、微妙に改良を加えながら、手直しをしながら作ってきた。
多分、皆さん、誰かのをベースに、その後、ここは少し変えてみて、、と、自分の好きなのを工夫していると思う。
ポイントは、たぶん3つ。
1、自分のフォームに合ったもの
2、デザイン的な好み
3、自分の理想のフォーム、走り方になるようなワラーチ
これらが、多かれ少なかれ融合しながら、少しづつ改良していくのだろう。そして、その改良がまた楽しい。
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そこで、今回は自分の工夫を、ちょっと紹介。
自分のワラーチの目的
上の中で言えば、3、のフォームを修正したい、が一番強いのか。
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なので、自分のワラーチの使い方は、裸足ランニングの補助。練習は半分以上は裸足ランニング。
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ワラーチを履くときは、裸足で足裏が痛くなったとき、旅ランで地面を気にせずに景色を楽しみたいとき、と、大会のとき(ハーフ以上は裸足はまだ無理だし、それに、地面を気にせずに、応援や景色など雰囲気を楽しみながら走りたい、、)
ちなみに、自分のワラーチは、走るのは主にロード。トレイルは、まだあまり入り込んでいない(興味は非常にあるのだが)
自分のワラーチのベースは、
ワラーチに興味を持ち始めた時、ネットで色々検索していて色々な方法を見つけた。そのなかで、自分が興味をもったのが木村東吉さんの真田紐のワラーチ。
真田紐、、が、なんともいい感じ。それと作り方の動画をみていると、これなら自分でも出来そう、と。超めんどくさがりやで、普段はDIYが超苦手だけど、さすがに、これぐらいならできるかな、、と。
そして、今も、このベースは変わらず。
紐は真田紐
ということで、紐は木村東吉さんが紹介していた真田紐。
真田紐にも色々ある。今の自分の好みは、「袋紐」。幅は4分 (12mm)。
長さは3mのを買って、半分に。片足1.5m。
ネットで色んな柄を購入して、楽しんでいる。
真田紐には、袋紐と平紐がある。平紐は一枚の細い布の状態。袋紐は、筒状の紐を潰して平たくしている。なので布が二重になっている状態。平紐は結び目が小さくて済むのはメリットだが、自分としては、肌触りが袋紐のフワッとした感じの方が好き。結び目が少し分厚くなってしまうけど、自分の好みとしては、袋紐。
幅は、最初は幅が広い方が足へ当たるのがソフトかな、と思って5分 (15mm)を使ってみた。足の甲や踵は良いのだけど、鼻緒のところ、親指と親指の間が幅が広すぎて、端が皮膚に当たって擦れる。縦に二つに折ってここだけ細くしてみたりしたけど、どうも今ひとつ。
3分 (9mm)もいい感じだが、ちょっと細くて模様の主張が少ないかな、、。細いバラコードよりは、真田紐ならではの模様が見えるけど、、もう一歩。
と言うことで、自分の好みは、4分。真田紐の色んな柄を楽しめる。
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と言いつつも、3分もいい感じ
実は嫁さんに作っている2つのワラーチは、3分の真田紐。と言うのは、3分の方が、華やかな色合いや柄が多い。元々、帯を締める紐として作られているものみたいだからか。履いていて華やかに気分を高揚させるのには、3分、と言うのも良いかなと思う。
紐の結び方
結び方は、木村東吉さんの方法。
自分でその後に少し変えたのは、「ゆるふわ」。紐で締め付けない。
木村さんのようにトレイルではないので出来ることなのかもしれないけど、裸足ランニングに近づける様に、マンサンダルの経験を経て、「ゆるふわ」へ。
ワラーチ自体を、マンサンダルに一度変えてみたけど、自分としては、パラコードより真田紐の方が好きかな、、と言うことで、戻した。ただ、マンサンダルを参考にして、紐は「ゆるふわ」。足を地面につくと、鼻緒のところは足の甲と隙間がある。足をあげると、足裏とソールに少し隙間ができる感じ。普段、裸足で走っていると、これでも普通に走れる様になった。
ソールは
ビブラムソールの厚さは7mm。今はこれのみ。
他のブログに時々書いてある様に、ソールの上に中敷のシートを入れたりしてみたけどしっくりこなかった。なので、今はシートはなくてゴムのソールのみ。
ソールの厚さは10mmのも作ったが、今はほとんど履かなくなった。
最初の頃や長い距離の時で、クッションが心配な時に10mmのものを使っていた。しかし、裸足で練習する様になると、7mmでも十分なクッションなので、10mmは返って邪魔に。
それから履かなくなった1番の原因は、、飛騨高山ウルトラの時に転倒したこと。
シューズの頃から、疲れると小さな段差などに足先が引っかかって良く転倒していた。よく転倒する人と、一度も転倒したことがないという人がいるので、フォームの問題だと思います。
ワラーチで7mmだと、ペラペラなので、先が段差にひっかかっても、そのまま下にペロリ、と曲がるので転倒することはない。それが10mmだとペラペラとは行かず、引っかかっても曲がらないので、ガシッとつっかかって、シューズの時と同様に派手に転倒してしまう。
ワラーチでの初めてのウルトラ、飛騨高山では足裏のクッションを心配して10mmので出場。
そしたら70km過ぎで転倒。怪我はするし、紐が切れて、その修正に10分ロス。体と心に大きなダメージ。その後は、ウルトラでもソールの厚さは7mm。全然大丈夫。たぶん、もうウルトラで10mmを履くことはないだろうなあ。
今は、10mmを使うのは街歩きの時のみ。あとは、ソール裏のパターンが大きくて滑りにくいので、トレイルでヌカるんでいるコースを走る様になったら使うかも。
ソールの裏の工夫
鼻緒の裏
真田紐だと、鼻緒のところの結び目がそのままだと擦れて千切れやすい。自分は、そこの保護は、ダクトテープ。
めんどくさがりやなので、このダクトテープの方法をネットで見つけた時には、これだ!!と、さっそく購入。
やってみたら、すごく簡単。ただ貼るだけ。2-3枚、ペタペタっと重ねて貼る。はいおしまい。
しばらくして、削れて紐が見えてきたら、また一枚貼る。まあなかなかそこまですり減らないけれど。5-6枚重ねて貼ると流石に少し分厚くなってくるので、そこで全部剥がして、また2-3枚。
鼻緒が切れて、結び直した時も、上からそのまま貼るか、それまでのを剥がして2-3枚。
簡単でいい。
かかと外側の紐のソール側
もう一つのソールの裏で問題なのは、くるぶし外側の紐のところ。自分は、なぜかここがすぐに、すり減ってしまう。20-30kmも走れば、千切れそうに。走り方、足への体重のかけ方が悪いのかな?
ほとんどの人は擦らないらしいけど、自分はワラーチで3年経って、相当フォームが変わったのに、やっぱり、ここの紐がすぐに擦り切れる。
なので、彫刻刀でソールを削って、紐が通る幅の溝を作った。これで紐が地面に強くあたらない。これで、今は全く切れなくなった。
強者をちょっと紹介
昨年、橘湾岸の273kmをワラーチで完走された女性。
完走の翌朝にお会いしたが、足の凝りは全くない、、と
彼女のワラーチ。紐はなんと、
百均のペラペラの「リボン」
そう、あのプレゼントを包む時に使う、カラフルなペラッペラの布製のリボン。
いろんな模様があるので、これが良いと。ソールの裏に出ている鼻緒の裏もどこも、まったく補強なし。こんなのでも、300km近く走っても全く問題ない、切れないらしい。すごい。どういう着地をしているのだろう、、、。
それから、ワラーチをしまう方法も伝授していただいた。
2Lのペットボトルの上を切って、切った面をガムテープで保護。これだけ。早速作成。
ペアごとに、ここに入れておけば混じらないし整理もしやすい。紐の柄も外からよく見える。確かに、かなり便利。利用してます。
以上!自分の工夫でした。
と言うことで、ほんとうにちょっとした工夫。
自分のは、オリジナルの木村東吉さんのと大きくは変わらないけれど、若干の自分の工夫ポイントを紹介してみました。どなたかの参考になれば、、。