京都橘高校吹奏楽部。オレンジの悪魔、と呼ばれ、尋常じゃない軽快なステップを踏みながらマーチング。アメリカでも賞賛されている。動画やテレビなどで見たことがある人もけっこう居るのでは?
今回、この動画を久しぶりに見て、衝撃を受けた。
ので、それを書いてみることにした。
京都橘高校のマーチング。驚異的なステップ!
一見の価値はあると思うので、時間がある人は動画を是非、どうぞ。
演奏やマーチングも凄いけど、何より、このステップ!というか、足さばき。
すごい。の一言。尋常じゃ無い。まさに感動的!
ただ、今回、驚いたのはそこじゃない。
この足さばき!ベアフットランニングで自分が最近ようやく習得できた足さばきだ!
体幹のタイミングの取り方や、腰への体重の掛け方。
ふくらはぎや太ももにほとんど力を入れないのに、素早くスタスタと走れる。
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なんでこんな女子高生がみんな揃いも揃って、いとも簡単にやっているのだろう?
自分は2年以上もかかったのに、、、ちょっとショック、、。
実は1−2年前にも、この動画を見たことがある。その時は、ただただ、すごいと感動した。そう、感動しただけ。
それが、今回、自分がこの足さばきを会得した後だからだと思うが、この動画を見た瞬間、
あ!
この動き!足さばき!ステップ!
と、気付いた。
シングシングシングのステップ
中でも、特に有名なのが、シングシングシングの時のステップ。
このテンポで、あれだけ大きく足が上がる。しかも、ずっと踊り続けて演奏ができている。とにかく感動的!
しかし、、、体の動かし方は、自分の裸足ランの時と同じかな、、と、試しに、この動画に合わせて自分もやってみた。
やっぱり。
簡単に同じテンポで、ステップができる。(もちろん自分のカッコは、限りなく不恰好だけど、、)
以前の自分なら、到底、できなかっただろうに。
もちろんほとんど疲れない。息も上がらない。太ももにも、ふくらはぎにも、ほとんど力が要らない。体重がかからない。
なるほど、これをしていたんだ、と理解できた。
これなら、みんなが延々と長時間、マーチングができているのも、納得できる。
そのほかにも、
片膝を曲げて少し腰を落として静止、というシーンもあるが、平気で腰をクッと下げて、ピタッと止まって、楽々と。みんな揃ってピタッと決まっている。
この腰を軽く落として止まる、少しスクワットみたいな動き。
今はベアフットランで、腰への体重のかけ方を会得した自分としては、これを見た瞬間に、そうそう!これ!と分かる。お尻の筋肉にクッと力を入れるだけなので、大して力はいらない。
普通に太ももに力を入れて膝を曲げていたら、微妙にグラグラしてしまって、こんな風にピタッとは行かない。体の角度も、人によってバラバラになってしまうので、こんなにみんなビシッと体がまっすぐにならない。
どうやってこのステップ習得するのだろう?
ただ、それにしても、なんでみんなこの足さばきができるのだろう、、と、、不思議に思いながら、
ふと足元を見て、
「あ、、」と。
またまた、衝撃。
黒いシューズ履いているが、底がペッタンコ。
なんだこれは。
そこで調べてみた。
Yahoo検索、、、、
そしたら、演奏中にシューズが脱げる、というのがたくさん引っかかってくる。普通のシューズならそうそう脱げないので、いよいよ怪しいぞ、、。
そしてついに見つけた。(調べてくれたブログの人、ありがとうございます!)
この黒いシューズ。なんと、ムーンスターの上履きだった。そう、あの小学校で使う上履き。それの黒い物。
つまり、底はペラッペラ。まさにベアフットシューズ、の最普及版。
これで延々となん十分も、マーチングをしていた。
そうか、それで、みんな自然にこのステップ、足さばきができるようになるんだ、、!
納得!
なんで上履きが必要?
京都橘高校の方達に聞いてみないと、正解は分かりませんが、、
上履きの方が、普通のシューズより、良いと思っているからのはず。
普通の考え方なら、これだけステップするので、足を痛めないようにクッションのあるシューズでないと、なるはず。練習量を考えるとなおさらで、一日の相当の時間をステップしているので、当然、足を守らないと、と。
そして、本番の行進では、硬いアスファルトの事も多いだろう。そんなところで何十分もステップをし続ける。クッション性の良いシューズが欲しい、、、
でも、このペッタンコシューズ。
これをわざわざ選んで履いているのは、当然こちらの方が良い、と思っているから。
なぜ?
多分、こちらの方が、ステップを習得しやすい。それと、足を痛めない。からなのでは?
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ステップの習得
このステップ。足さばき。どうやってするかは、口で言って説明できるものじゃない。理解できるものじゃない。
足裏で、これが衝撃が少ない、これが痛くない、楽だ、と感じながら試行錯誤。
そうすると、筋肉のバネを使わない、このステップが段々分かる、できるようになる。
それが、クッションのあるシューズではなかなか感じることができない。と言うことでは?
みんな、揃ってできているので、多分1年生でも、しばらく練習していると出来るようになるのでは?
足を痛めない
こちらの方が、怪我をしない。膝を痛めない。足首を痛めない。足裏を痛めない、、などが、経験的にあるのでは?
足裏にクッションが無いので、当然、強い衝撃を続けられない。ソフトな着地が必然的に身に付く。ソフトなので、それはそのまま、足首や膝、腰への衝撃が少なくなる。ふくらはぎや太腿に力を入れる必要がなくなる。
なので、繰り返し長い時間練習しても痛めないし、肉離れなどにならない。
もし、こんなステップを連日、普通のピョンピョン飛ぶような小さなジャンプで練習しようものなら、相当な人が足底筋膜炎になったり、ふくらはぎを痛めたりするんじゃないかなあ。
どれぐらい続けて演奏しているのだろう?
ベアフットで効率的な動きで、痛めない動きなんだから、結構続けられるだろうな、、
なんて考えながら、この演奏、マーチングしながら何十分ぐらい続けるのだろう、、と、色々見てみた。
そして、今回、最大の驚愕!!!!
なんと、
2時間以上続けていた!!!!
出場しているローズパレード。距離は約9km、時間は2時間かけてパレードする。
この間、もちろん普通の行進も一部はあるが、ほとんどステップ。sing sing singも何度も演奏している。
沿道で撮影されたたくさんの動画を連結して連続延々120分、の、とても面白い動画があって、あったが、、どうも削除された。(他の人が撮影したものなので、著作権などがあるのだろうな)
それにしても、本当に、やばい!!
2時間たっても、まだ、sing sing sing のステップをしている!!!
ちょっと想像を遥かに超えていた!!
これで足を痛めないのだから、、、すごい。
そして、すごい体力!!!
どんだけ練習しているのだろう!
きっとV02maxはすごいことになっていそう!
マラソン走らせたら、みんな少なくともサブフォーは行けるのでは?
しかも、上履きで、、
やっぱり、マラソンのベアフットランニングと同じコンセプト?
このマラソン映像、、2時間をみて、、
やっぱり、やっぱり、この上履き。自分のベアフットシューズでの、このスタスタ、の感覚、足を痛めないフォームを身につけたのと同じ理由なのでは??
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違うかなあ。
本当のところを聞いてみたい、、、。
いやあ、それにしても、驚愕、、、の連続だ、、、。