鹿児島で桜島一周(サクイチ)ワラーチ・ラン

鹿児島へ仕事などで行くとき、いつも狙っているのが、桜島一周(サクイチ)ランニング。

毎回、ランニングの準備をして行くのだが、、

しかーし、そこには大きな障壁が。

鹿児島には気の置けない知人がいて、常に美味しい食事と芋焼酎と日本酒、ついでに泡盛を用意してくれていて、盛り上がりすぎて、いつも午前様。

 

kimamanitabishitetanoshikurun.hatenablog.com

 

翌日は昼近くにようやく起きることになるし、飲み過ぎでコンディションは最悪。

結局あきらめて鹿児島近郊でゆっくりする、などして帰宅。

なかなかサクイチ・ランが実現できない。

 

今度こそサクイチ挑戦、か。

10月のとある週末、

鹿児島出張で、土曜日に鹿児島入り。

今回は、仕事の都合もあってホテル泊。

なので、コルドリーブスではなくて、自家用車で。

仕事が終わって、、、食事へ

そして、、、、

やっぱり今回も2時近くまで飲んでしまった。

 

日曜

朝は、8時過ぎに目覚ましでなんとか起床。

サクイチに向けて飲み過ぎないように、ある程度しっかりして帰ってきたつもりだったけど、、、、やっぱり、途中から記憶が飛び飛び、、。

ホテルはドーミーインだったので、露天の温泉で朝風呂に浸かりながら、まずは酔い覚まし。

結構きつい、、、桜島行くかどうか少し迷ったが、まあ走ってみて、キツければ5km程度で戻って、往復10kmでも良いかと、とりあえず、トライしてみることにした。

朝は少し曇っていたが、予報では昼からは晴れて気温は24度。大丈夫かなあ。

 

桜島フェリーで、いざ

車で桜島フェリーの乗り場へ。

初めて桜島フェリーに乗船。

桜島フェリー

車でフェリーの乗船のラインに進んだら、前の便が出たすぐ後で、列の前から2番目に並んだ。チケットをどこで買うのかと思って聞いたら、料金は桜島に着いてからです、と。便数が多くて、数分待つだけですぐに乗船。車は前に進んでそのまま停める。階段を客室に上がって行くと、なんと2階も車が入るところで、3階から上が客室。

一番前の席、窓のすぐ後ろで桜島を一望できる席に座った。横はご夫婦、自分達と同年代、少し若そうなお二人がいかにも今から桜島一周走ります、と言う感じのウエアとザック。声をかけようかと思ったが、自分達は普通の身なりだし、まだ走るかどうかも決めてない状況なので、ちょっと引け目を感じて声を掛けず。

 

桜島には11時に着。

まずは道の駅へ。まだ悩みながらも、とりあえず着替えて出発することに。

車に積んできたベネリのminifold16。電動自転車をおろして、これで嫁さんは伴走しながらのんびり観光。

道の駅桜島をワラーチで出発。ベネリminifold16の伴走で

すぐ前にあるファミマでポカリを購入。念の為、多めに買って、自転車の荷台にたっぷり積んで行った。だが、結果的には自販機は比較的定期的にあるので、思ったより心配なかった。

その先の角を曲がったらすぐにAコープがあった。ここで嫁さんが、昼ごはん、一応持って走った方が良いかもと気付いて、買うことに。高菜めしのおにぎりなど。ちょうど良い感じのがあった。

 

サクイチ、出発

と言うことで、11時半。

いよいよサクイチ出発。(反時計回り)

LSDからウルトラペース、キロ6分半から7分ほどでぼちぼち走っていると、調子は悪くない。すぐに、これは一周行くしかないな、と言う気になってきた。

左手に迫力のある桜島を、右手に綺麗な海を見ながら、爽快な気分。

空は晴れて陽の光はやや強かったが、風が吹くと涼しい。

しばらくはよく整備された歩道がしっかりあって安心して走れる。

 

ところが、、10kmほど行くと、歩道が無いところがあちこちに出現。

路肩がかなり狭いところもあって、そこを恐る恐る走っていたら、ちょうど前からバスが来た。立ち止まると後ろを自転車で走る嫁さんがコケると危ないし、、ヒヤヒヤしながら走り続ける。(その少し前まで右に歩道があったので、そのまま道の右側を走るのだが、、、前からくるバスの怖いこと怖いこと)

全体的に車通りはあまり多くなかったのでそれは幸いしたけど、まあ、危ないなあ。なんとか歩道、整備して欲しいなあ。

 

有村の溶岩展望所で昼ごはん

13kmで有村の溶岩展望所。

13時近くになっていたので、ここで昼ご飯にすることに。

展望所を少し登ってみると、桜島が一望できて、すごい眺め!

周りは一面、溶岩だらけ。

桜島一周ラン(サクイチ)。有村溶岩展望所

場所的には、休憩にちょうど良かった。

走っている間は日差しが暑かったが、ベンチのある日陰に入ると風がむしろ寒い感じ。上着を着て、昼ごはん。のんびりと景色を眺めながら。

 

20分ほど休憩して、あと3分の2、と思いながら、再出発。

売店のおじさんから、しばらくアップダウンが続くよ、と言われて走るが、いつもの山道に比べると全然大丈夫だった。

大隅半島に繋がっているところを通り過ぎて、溶岩で埋まった黒神埋没鳥居などを観光しながら。

桜島、埋没鳥居

25kmぐらい、走り始めて3時間過ぎで、少しづつキツさが出始める。この辺はずっと上り坂。やっぱり練習不足だなあ、などと思いながら。ただ、半島の北側なので、道の左が日陰で暑さは凌げるので、元気出しながら歩かず走り続ける。

 

今回、唯一お会いしたランナーさんとの交流。実は、、

しばらく行くと、前にランナーさん発見。今回、初めて出会ったランナー。出発時間が遅かったし、多分みんな同じ反時計回りに走るからなのか、全然会わなかった。

見ると、フェリーでお隣に座っていた女性ランナー(旦那さんは、別コースらしい)。フェリーの中でお見かけして、と話すと、あ、あの時の、とあちらも覚えてくれていた。

少しお話をしていたら、、

なんと自分の鹿児島のラン友のラン友さんだったことが発覚。以前、鹿児島をラン友と走った後、西郷どん銅像の前で写真を撮って、それをSNSに載せていた。それを見たことがあったらしく、あ、あの時の写真の人ではないですか、と気付いてくれた。(ワラーチを履いていたのが決め手になったらしい。)本当に、世間は狭い、、。

しばし、お話をして、お別れしたあとは、まだしばらく登る。そして、あとは一気に降り坂。

海沿いに出て、後半10km以上は、ずっとフラット。まあ30km過ぎると、結構きつさも出てきたが、でもまあウルトラペース、キロ6分半ほどはキープしながら。

そして、36km、、16時半。5時間ちょうどでゴール。

まあ、途中昼飯食べたり、観光しながら、なので、いい感じのペースでしょう。

 

ゴール後の楽しみ

道の駅で「桜島小みかんソフトクリーム」、美味い!!!

特に、ランの後は最高!

道の駅桜島。桜島小みかんソフトクリーム

港の温泉、国民宿舎桜島マグマ温泉、へ。

マグマ温泉では広い窓から鹿児島の錦江湾が一望できて、ちょうど夕日が鹿児島の街の方に沈みかけていて、とても綺麗だった。

温泉は結構熱い。冷水浴と交互に行ったり来たりしながら疲れを癒す。

 

あとはフェリーに乗って鹿児島に戻ってきて、6時ごろ、帰路へ。

高速の最初のパーキングエリア、桜島PAで、黒豚ラーメン食べて、、、帰宅。

 

とまあ、念願の桜島一周、サクイチ・ラン。

満喫できました。

楽しかった!