腸脛靭帯炎を起こさない走り方。スケートが参考になるのでは?

冬のオリンピック、日本選手も活躍!すごいなあ。心が動かされた。感動の連続。

ところで、

スケート競技、特にスピードスケートを見ていて、ふと気づいたことがあった。

スケート。腸脛靭帯炎になりにくい走り方?

膝の曲げ方が真っ直ぐ。内旋してない。

股関節も、逆ハの字。内旋・内転はできない。

これって、自分が気がついた腸脛靭帯炎にならない走り方、としては理想的だ。

 

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腸脛靭帯炎、スケートで起きるのかな?

この膝の曲げ方なら、腸脛靭帯炎を起こさないんじゃないかな?

 

スケートで腸脛靭帯炎って起きるの?

九州に住んでいると、周りにスケートをしている人があまりいないのでなかなか聞けない。

唯一、アイスホッケーをしている人が、居る。先日会ったので聞いてみた。(ファンラン程度でフルマラソンも何度も走っている女性)

チームで、膝を痛める人はもちろん良くいるが、それは激しい動きで捻ったりで痛める。

量はたくさん滑るけど、それ自体で、膝の外側が痛くなった、と言うのは、確かに聞いたことがないかも、、と。なるほど。

ちなみに、チームの年配のメンバーには、膝を痛めて、医者にランニングを止められた、と言う人がいて、もう何年も普通にホッケーをしている、と。

 

ネットで調べてみた、、。

「腸脛靭帯炎」「スケート」などなどで、色々検索してみたが、全然引っかかって来ない。本当に、全くない。やっぱり起こさないのかな。

研究論文はどうだろう、と英語の論文を検索してみた。やっぱりゼロ。

 

基本的に、腸脛靭帯炎、と言えば、ランニングのことしか書いていない。

そして、サッカーやバスケット、など走る競技では問題になっている。

それと、スキーはいくつかに書いてあった。

でも、スケートは、、、ない。

スピードスケートなんて、一日中、相当たくさんの時間滑っているだろうに。スケートが盛んなオランダなどの国や日本国内でも、腸脛靭帯炎、たくさん問題になっても良さそうなものなのに、、。

(ちなみに、スケートでの膝の障害は、膝蓋骨(膝の皿)とかその周辺の靭帯、そして膝の中の十字靭帯や半月板は書いてある。ここは確かに相当負荷が掛かるだろうなあ。)

 

 

スケートの膝関節、股関節の使い方

スケートは、自分はまあ素人よりは滑れるかな、ぐらい。

カナダに住んでいた3年間は、中古のホッケーシューズを持っていた。冬の間は、街中の公園の池が凍って、どこにでも天然のリンクがあって(ちゃんと製氷してくれている、、)、息子達連れて行ってよく滑っていた。

Torontoのシティーホール。無料のアイススケートリンク。

スケートを滑るときには、

ブレード(スケートの刃)の方向に真っ直ぐ体重をかけて滑らないといけないので、膝の曲げ方がブレードの方向に真っ直ぐ。つまり膝は、まさに爪先方向に真っ直ぐ曲げるしかない。内旋なんてできない。内旋すると内側に倒れてしまう。

そう言えば、自分は元々、右膝を曲げると内旋するので、スケートでは右足に乗るのが下手だった。左では、スーッと長く乗って滑れるのに、右はすぐに左に倒れてしまう。なので、膝を少し外に、つま先に重なるように曲げるように、意識して練習したんだったのを思い出した。

股関節もスケートはガニ股、というか逆ハの字に開いて滑る。内旋・内転はできない。

ブレードに真っ直ぐなので、むしろ外旋と言う感じ。内旋なんてしようとすると捻れてしまうので、やろうと思ってもできない。

これって、以前自分が見つけた、腸脛靭帯炎にならない走り方、「膝と股関節を内旋、内転しない」まさに、そのものだ、、。

 

腸脛靭帯炎、問題の本質はオーバーユースではない?

スケートの時、膝が曲がる角度としては、腸脛靭帯が外側上顆の突起を乗り越えると言われる曲げ方30度のところを完全に通って、曲げ伸ばし、を繰り返している。

ランニング以上に、腸脛靭帯には負荷がかかっているはず。

 

もし本当に腸脛靭帯炎の本質が、膝関節のオーバーユースなら、スケートでも普通に発症して、起きて良いのでは?

 

でも、以前このブログでも書いたように、真っ直ぐ膝を曲げると、自分の感覚では腸脛靭帯は外側上顆を乗り越えない。むしろこの外側上顆の出っ張り、突起を乗り越えずにここが滑車のようになってくれて、膝を伸ばすのに有効に大腿の筋力が下腿に伝わる感じ。

これが、膝を内旋すると、腸脛靭帯が外側上顆を滑って乗り越えてしまって、摩擦が起きる。

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やっぱりこれが問題の本質だと思うのだけどなあ、、。

 

誰か、スピードスケートしている方、あるいはそんな地域で整骨院などをしている方、腸脛靭帯炎を起こす人がいるのかどうか、それと、もし起こす人が居るなら、どんな人が起こすのか、教えて、、。