ベアフットランニング、特に完全な裸足ランニング。足裏で、接地の感覚をそのまま感じることができる。
足裏にソフト、衝撃の少ない接地ができると、それはそのまま、無駄な筋力が必要がないし、関節にも優しい「疲れにくい走り方」。
kimamanitabishitetanoshikurun.hatenablog.com
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ウルトラマラソンでも疲れない「上手い走り方」を探して、ベアフットランニングを始めてみた。試行錯誤の4年。期待通り、あるいは期待以上の効果を感じている。
色んなコツを掴んできた。
もちろん、ウルトラだけでなく、ハーフやフルマラソンも疲れないので、自己ベストもどんどん更新できるようになった。なので、見つけたコツは、シューズのランナーや、ウルトラを走らないランナーにも参考になるのではないかと思う。
そこで、自分が今までに掴んできた「疲れにくい走り方」のコツを色々と紹介してみることにした、シリーズその3。
「走るときの左右差」
ランニングの時の左右差
走る時に右と左、なかなか同じようにはならない。
腰に巻いたポーチが、スピードを出すと、だんだん左横に回ってくる。左右対称に動ければ、前、か、後ろ、かに留まるはずなのに、、。
走る距離が長くなると、どちらかの足の関節が痛くなったり、筋肉が疲れたり。
反対側は大丈夫なので、そちらと同じようにできれば痛くならないはずなのに、、。
左右差なく、走れるようになりたい、、。
とずっと思ってきた。
左右差は、ダメなの?
ネットを見ると、左右同じように、と言う理論と、左右差はあってもいい、と言う理論と。
どっちなんだろう?
古武道にヒントがあった。
走り方を試行錯誤している時に、古武道の本を読んでいた。
そこで大きなヒントを発見。
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人は右と左は違う。左右差があって当たり前。
まあ、それはそうだけど、、、、。
と、読み進めると、
古武道、江戸時代には、剣を使うのは日本中たくさんの流派があって色々なやり方があったのに、どの流派もなぜだか全部、足は右が前、左が後ろ。と言うのは一緒。逆の流派はなかったらしい。つまり、人間は、どうもそちらの方が動き易いらしい。
息子たちが剣道を習っていたが、確かに右が前。ピョンピョン飛びながら素振り、、確か跳躍素振り、、をしていた時も、この右が前、左が後ろ。
意識的に左右差を作ってランニング、確認してみた。
そこで、ランニングの時に、この右足を少し前、を試してみた。
左は少し後ろ気味に接地。右は少しそれより前に接地。のイメージ。すると、あれ、凄く良い。この右前をイメージにした途端に接地時間が短い。一瞬になる。特に、左足の接地時間が一気に短くなる。しかもふわっと浮く感じ。なので、裸足に感じる接地が一気にすごくソフトになる。これは良い。
左右、同じ位置の接地に戻すと、また、接地時間が長くなる。少し重い感じの接地。足裏の衝撃が微妙に強くなる。左右差をつけると、一瞬で、またソフトな接地に。面白い、、、。
ただし、少し大きめに左右差をつけると、足首に少し衝撃が加わり始める。なので、本当に、ごくわずかに微妙に、ぐらいの感覚。頭の中に、右が少し前、とイメージするだけ、と言うぐらいの、実際に見た目には分からない程度の微妙な範囲かもしれない。
体も、右がごくわずかに前。と言うイメージ。
そう思ってよく考えると、今までも、自分は調子がいい時は、右の胸がスッスッと自然に前に出る感じで走れるなあ、と感じていた。そうか、それで良いんだ。それを意識的にすれば良いんだ、。
裸足で走っていると、この微妙な感覚が、直に確認できる。良くなっていることが、足裏の感触や衝撃で、即座に感じることができる。
そして、、、
なんと、この少し右を少し前の感覚で走ると、ポーチが横に回らなくなった。体幹はこの方が真っ直ぐにになって、逆にこれで腰辺りは左右均等動いているのかも。
ただし、、
しばらくこの右前の感覚で走っていると、足首に少し負担が加わり始める。
なので、また左右均等、の感覚に戻す。
そして、しばらくすると、また左右差を少し作る。
この繰り返し。がいい感じだと、掴めてきた。
左右差をつけるときの感覚、高速餅つき
ランニング自体の意識で左右差をつけて、もちろんいい感じなのだが、この感覚と言うかイメージを見つけるために色々やってみている。剣道の素振り、、とか、、
そして、興味深いイメージが効果的なのに気付いた。
それが、これ
高速餅つき。
以前、この動画を見たことがあった。右手が前だよなあ、。ランニングしながら左右差をつけるなら、これはどうかな、と思ってやってみた、、、ら、、
接地の足裏感覚が一気に軽くなった!
これはいい。
この動画でちょうど30秒、あたりのところ。のリズムに近いか、、。
1分の当たりもイメージとしてはいい感じだが、ちょっと速すぎる、、、かも。
この高速で杵を打つ感覚。右手が前で、ポンポンと高速に打つ動きをイメージしながら走る。そうすると接地の足裏が、その瞬間に、、特に左足の接地が軽くなるというか、接地時間が短くなる。
この時、腕自体で振る感じではない。体幹の動きで自然に腕がポンポンと動いて杵を打つ感じ。(多分、実際にもちを打っている人も、腕でなく、体幹のリズムで打っているはず。そうしないと、腕力だけじゃ、とても保たない。というかこのスピードにならない、ハズ)
ランニング中、腕ふりで、うまい走り方をしながら、、
前回、腕の振り方、で、
1、後ろ向き走り
2、カスカス走り
3、両腕の振り子走り
を組み合わせて、と書いた。
少し視点を変えたところでは、この
4、高速餅つき
の感覚も、時々組み合わせながら、足裏の接地感覚をよりソフトに、で長距離走に取り組んでいるところ。
左右差をつけながらランニング
と言うことで、今の時点では、このわざと微妙に左右差を作るイメージで走ること。右を少し前、左を少し後ろ、と言うのは、足裏感覚的には正解なんじゃないかな、と思っている。
まだコロナ、でウルトラや超ウルトラは実際には走れていない。本当にキツくなるところで、これを確かめてみたい。
今後、また変わってくるかもしれないが、しばらく続けてみよう。
なんて思いながら、ネットでさらに検索していると、結構出てくる出てくる、、
特に、やっぱりこの「マンさん」、裸足ランの神様、、のが、最高に説明してくれている。
またまた、ちょっと引用させて下さい。
なんと、あのフランク・ショーターも、左足で走っている、と言っていたらしい。右足はサブ。
やっぱり!!!
と言うか、ショーターのような究極のプロフェッショナルが会得していた走り方が、裸足では、即、感じて、そうだ、、と思えるのが、、やっぱり裸足ランのすごいところ。自分の足がコーチ。
よーし、続けてみよう。
「上手く」「疲れにくい」ように走れるようになっているか、、。