コルドリーブスで行く車中泊の旅。平戸の紐差へ

1年半前の秋のジョグトリップで訪れた紐差(ひもさし)。

 

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以前のこのブログでも紹介した「さしみの家ひろさち」。

夕飯を探していて、偶然見つけたところ。

絶品で、また行きたいとずっと思ってはいるのだが、平戸でのジョグトリにスケジュールが合わない。片道3時間、、なかなか再訪する機会がない。

この週末の連休中日の日曜、丸1日休みがとれたので、ここだ!と行くことに。

 

 

いざ紐差へ。3時間ドライブ

土曜、仕事やら用事やらで、出発は午後4時過ぎ。

前日、さしみの家ひろさちに連絡してみたら、時短で営業は22時まで。お魚の注文は20時までとのこと。19時半ぐらいまでには着きたい、と、なんとか用事を終わらせてスタート。途中トイレ休憩が2回で、ほぼ3時間で到着。

すでにかなり暗いが、それでも紐差の街に入る手前の小高い道から、遠くに教会などが見えてくる。とても良い雰囲気の眺望!

店の場所は、少し裏道みたいに入ったところ。うろ覚えで少し自信がなかったが、行ってみたら、けっこう覚えていてすぐに分かった。

 

さしみの家ひろさち、食事と人を堪能

19時半の到着に合わせて作ってくれた、お刺身の盛り合わせ!

店に入った途端に、

ドーン!

さしみの家ひろさち。おまかせ刺身盛り!

一人800円の二人前だけど、とにかく、すんごい。ヒラメ1匹、とカワハギの肝あえ。とクロ。全部生造り。まだ動いてる。

ボリュームもすごいが、なんと言っても、美味しい!!

刺身が、フワッフワ。

前回は、この店自慢のこのお刺身が食べられなかった(船のエンジンを修理中で漁にでられず)。なので今回は、これが一番の目的。

さらに、海鮮のおつまみ盛り注文、、。凄い、、。旨い、、。

さしみの家ひろさち。海の幸のおつまみ盛り

注文したら、店長が裏の生簀に網持って行って、取ってきてサササッと捌いて、、。

ビールと、冷酒、焼酎、とどんどん進む!!

平戸豚の豚カツも美味い!デッカイし、サックサク。

さしみの家ひろさち。平戸豚の豚カツ!

前回、たこ焼きが、すっごく美味しかった。今回も頼もうと思ったら、カウンターのおとなりさんが、イカ焼きを頼んでいる。店長との話を聞いていると、今、タコがいない、、、らしい。

で、今回はあきらめ、と思ってたら、、なんと、お隣さんから、イカ焼き(見た目はたこ焼き、ただし、真っ黒!)お裾分けいただいて、、おいしい!!!。そしたら、お店から(働き者の店長の娘さん!!)、「少しですがどうぞ」、とお皿に入れて持ってきてくれた。余分に焼いてくれてたみたい。美味い!!!一個が大きいし、やっぱり色んな出汁がきいているんだろう。生地自体が、すっごく美味しい。

平戸の紐差。さしみの家ひろさち



そして、さらに、今回も漁師の店長の話に、引き込まれる。

前回、ランニングの話で、なんだかすごい経歴のマラソンランナーだと知って感動したが、今回、さらにさらに感動。

まるで仙人みたい。悟りを開いている。70歳前、と言われていたか。でも単に歳をとっているからと言う訳ではない。自分のしっかりした考えを持ちながらも、それを全然押し付けなくって、とっても柔軟で多様性があり、色んな人、考え方を受け入れてる。そして、結局「気持ち」が大切、だと。

この年齢で、見るからに身体中から活力が溢れてて、毎晩一升瓶あけて、毎日朝から漁師をして、お店もやって、。最近は時々走りたい時に走るだけだ、、といいつつ、一回10km走る。そして、悟っている。凄すぎ。

やっぱり来て良かった。来た甲斐があった。

 

お会計も、、これだけ美味しくて、ここならではの特別なお食事をお腹いっぱい頂いて、たっぷり飲んで(嫁さんは飲まないが)、二人で6,000円なり。やばっ。

 

9時半ぐらいに車中泊は、前回ジョグトリップの時泊まった、スタート・ゴール地点の紐差ふれあいセンター。夜もトイレが空いているので、安心して宿泊。

 

平戸の島をのんびりドライブ

日曜の朝、外は雨。朝ランは今回はなし。

車中泊した紐差ふれあいセンターの前を見ると、前回、クリモと遊んだ広場が。ここでたくさんの子どもたちに囲まれて、困惑気味だったクリモの表情が思い出される。またクリモ・ロスだ、、、。

 

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かくれキリシタンの春日の集落、そして棚田へ。

朝はのんびりして、生月島の方角へドライブ。

前回、ジョグトリのコースにもあって立ち寄った春日集落のかたりば、へ。

前回は時間がとれなかったが、今回、ゆっくりと話を伺えた。かくれキリシタンの歴史や、安満山からの水で潤ってできた棚田。

お店にはお酒もいくつかあって、ここの春日の棚田米で作られた日本酒を発見。

フィランド。。

女性に人気らしい。なかなかおしゃれ。と言うことで、購入、、。

平戸、春日棚田米で日本酒

隣の建物へ行くと、おばさんからお茶を頂ける。集落のくらしなど、伺いながら。

ただ、集落には若い人がいない、、と。日本中から田舎町がどんどん無くなっていくなあ。すごく残念。でも自分も都会に住む一人だし、何も言えん。うーん、どうしたら良いのだろう。

 

棚田の眺めが良い、との案内があったので、リーブスで少し来た道を戻って、公民館のところに駐めて、棚田を登っていった。

確かに、すごい眺め。どこが良く見る棚田と違うんだろう。両側に山が迫った曲がった谷に沿って伸びているからかな。

平戸、春日集落の棚田

まだ田植え前で、景観としては、これから、というところ。時期を合わせて、また是非来てみたい。また次の楽しみができた。

 

生月島で昼ごはん

少し走って、生月島へ。春日集落からは、車で5分もかからない。

橋を渡って島に入り、すぐ右側に、お店が集まるところがある。ここで昼ごはん。

「ひといき」前回、両親と来た時にも入ったところ。自分は、ちゃんぽん。嫁さんは皿うどん。旨い!なんだかすごい豪華な海鮮丼もあるぞ、、。。次会。

生月島の「ひといき」でちゃんぽんと皿うどん


平戸港で、オランダ商館へ。

平戸の街に戻って、平戸港へ。

昼を過ぎているからか、街並みはあまりお店が空いていない、、。朝市がある午前中に来ないとだめかな。

少し歩いて(と言うか、すぐ近く)、オランダ商館へ。

この平戸港は何度か訪れていたのだが、まだ行ったことがなかった。旅生さんのブログを見て、行ってみよう、、と。

なるほど、出島の前はここがオランダとの貿易の拠点だったんだ。なるほど、なかなか興味深かった。勉強になった。

 

そして帰路へ。途中、道の駅昆虫の里たびらで、野菜を買い込んで。ほうれん草大きな束でも100円。安!

 

帰宅後、春日の棚田米の日本酒飲んでみた。

平戸。春日集落の棚田米で作った日本酒、フィランド

すごく甘くてフルーティー。全然日本酒っぽくない。カナダのアイスワインを思い出した。食前酒、と言う感じでも良いのかも。これはなかなか良いものを見つけた。

 

と言うことで、

今回も、充実の平戸、紐差・春日・生月島への旅でした。

1日休みがあれば、前日出発で充実の旅。やっぱりキャンピングカー、最強。