コルドリーブスで平戸へ旅ラン。ジョグトリップ平戸八十八ヶ所巡り、その2。青の道48kmを充実のラン

2020年9月20日、日曜

朝、6時半、起床。

ジョグトリの旅ラン、の始まり。

ジョグトリップ 平戸の旅ラン

kimamanitabishitetanoshikurun.hatenablog.com

 

ジョグトリップ、八十八ヶ所巡り。青の道。48km。

www.jogtrip.org

 

車中泊した、紐差のふれあいセンターが、スタート地点。

すでに参加者が集まり始めている。馴染みの人たちと挨拶などしながら準備。

コルドリーブスで平戸の紐差、旅ラン

 

48kmのジョグトリ、スタート

今回は、仕事仲間のラン友、Sさんの名前を参加者名簿に発見。一緒に走ることに。

コロナ対策で、受付が終わり次第スタート、となっている。

と言うことで7時半に出発。早朝の平戸を爽快な気分で西の方角へ。まずは、なだらかな山を登って島の東側の海岸線まで。

2020ジョグトリップ平戸八十八ヶ所巡り。紐差町を出発

途中、2ヶ所の札所に立ち寄りながら。6kmで最初のオアシス(エイド)。河童巻き。梅干しの果肉が少し入っているのか。とっても美味しくいただいて。まだまだ平気。

台風の傷跡

まだまだ元気に進んでいた、、、が、、次の札所が思いがけず難所!

巨大台風が二つ立て続けに通った後だったので、札所の登り口から、山道が枝でびっしりと埋め尽くされている。先に参拝を終えて降りてくるランナーさん達が、半端ないですよ、、と。自分はワラーチなので、枝を引っ掛けて怪我をしないように気をつけながら進む。さらに、大きな枝が倒れて完全に塞いでいるところは、道を外れて、道無き道の藪を迂回、、なんてところも。

そして最後は、長―い階段。ホント、半端無かった。

でも、上に登ると、、、広大な視界!爽快な景色。島、海、を見守る神社の神聖な気持ちに。これがあるから、止められない!

13kmで2ヶ所目のオアシスは「春日かたりな」

次のオアシスに向かう途中で、、、坂の上から自転車がこちらに向かって降りて来た、、。よくよく見ると、、あれ?、嫁さん?

春日かたりな、にコルドリーブスで先回りして応援、と思っていたら、そこにレンタサイクルがあって、電動自転車だったので借りて来た、、と。結構急な坂も平気。30分ほど伴走。こんな応援も、なかなか嬉しい

平戸ジョグトリップ、春日の棚田

 

オアシスの春日かたりな。集落の案内所。本来ならば語り部の住民の方が色々お話をしてくれるところ、、、。コロナでその辺は中止になっていたので、また落ち着いたら訪れてみたい。

春日かたりな

www.city.hirado.nagasaki.jp

ここで、アイスクリーム。美味い!しっかり体力補給。

出発して先月このジョグトリで走った生月島を左に見ながら進む。一緒に走っているラン友の生まれ故郷でもある。

kimamanitabishitetanoshikurun.hatenablog.com

 

絶好のビューポイントでその生月島をバックに。

平戸生月島をバックに。ジョグトリ平戸八十八ヶ所巡り

しかし、ここからの次のオアシス22kmまでが、なかなかハードだった。

海沿いを走るウルトラ、、のパターンとしては、岬の山から港町に降りて、また岬の山に長―い登る。それはいつものこと。

今回の札所巡りは、それが特に明確にでてくる。というのも、港町の神社は、漁の祈願として必須。ということで、部落の度に港の海抜0近くまで降る。そして、航海の無事を祈っての神社は、岬の山の上、海を見渡せる見晴らしのいいところにある。いつものように、単なる峠道を越えるだけではなく、岬の先端の頂上のようなところまで登らないといけない。つまり、その一番下から一番上を繰り返す、、、。


22kmオアシス。

22kmで、次のオアシス。岬への往復9kmのスタートとゴールになるところ。

いなりすし。これが、とっても美味しいし、、助かる、、、。

ラン友は、、足を痛めて、ここでショートカットを決断。これがジョグトリの良いところ。自分の具合を見ながら、ショートカットや公共交通機関でのワープOK。それでもゴールは、全然認められる。問題なし。

と言うことで、ラン友と別れて、一人、岬の往復コースへ。

ここの往復コース登り降りは、比較的ゆるやか。

そして、たくさんのジョグトリ参加者とすれ違って声を掛け合えるのがとても良かった。久しぶりにお会いするジョグトリ仲間とも挨拶したり。

折り返しの札所。応援のコルドリーブス発見。中の嫁さんに声をかけて、クリモも連れて参拝。島の皆さん、世界の皆さんの健康、無事に完走、その他たくさん祈願。

気を入れ直して帰路へ。

なんとかほぼ1時間で9kmの上り下りをこなして31kmで、先ほどのオアシスに帰還。プリン、、。疲れた体には、ツルリと入る冷たいものはとても有難い。

 

ここから札所を探しながら、、、。

ここからが、ちょっとオリエンテーリング状態。コースがちょっと行ったり来たり入り組んでいる。道に書いてある白線の矢印や札所の丸印を見ながら、それと、頂いたコースマップを見ながら、主催者が意図しているコースを正確に判断して、、すべての札所を回れるように、頑張る。

疲れた頭が、もう分からん、、間違えたって良いやん、、とか、疲れた足が、もう、こっちは良いんじゃ無い、間違えた振りしてショートカットで、、と言っているのをなんとか、振り払いながら、、。

そうこうしていたら、急坂を下ったところで札所。あれ、その前の札所、飛ばしている。そこでちょうど会った参加者に聞いたら、坂を下る前にありましたよ、、と。

うーん。と思いながら、でもまあ100mほどだったので、今降りてきた急坂を戻って登って、参拝。

40km。最後のオアシス。冷えた、桃の大福!最高!

後は札所も3箇所。元気を出して出発。

最後8kmでの出会い

途中、棚田の中を通る道を走っていたら、中程で、道端に立っている地元の方から声をかけられる。立ち止まって挨拶すると、そのまま話をされて「2回の台風と、うんかで、棚田2枚が稲が倒れてしまって、、残念だ。もう少しで刈り入れだったのに、」と。「ひのひかり、でとても美味しいお米なのに、、。でも、向こうの棚田2枚がなんとか残ってよかったが。」と

なんと返答して良いか、良い言葉も見つからず、ただ、本当に残念ですね、、と、そのままおうむ返ししか、、。本当に大変だなあ、と。

自分のゼッケンを見て、これは何ですかと聞かれて、ゴールの紐差まで走っていきます、と答えた。そしたら、自分は小学校の頃は、紐差まで通っていた、歩いて1時間だよ、、と。駆け足なら40分だよと。小学生が、こんな距離、毎日往復していたなんて、、、スゴ、、。

峠をいくつか超えたら、向こうの丘に教会が。

昨日、紐差に入った時にも見た光景。とても良い感じの風景。

そこから二つの札所を参拝。

最後は、教会へ巡り

最後は、札所には入っていないけど、紐差カトリック教会。ここで健康、平和を祈願して。

紐差カトリック教会。平戸八十八ヶ所巡りジョグトリップ

www1.odn.ne.jp

15時少し過ぎ。7時間半で48kmの行程を走破。ジョグトリップだけでもとても充実感があるけど、今回は、それにさらにオリエンテーリングみたいな楽しみと、コロナ禍での健康を祈り願いながらの88ヶ所巡りをする少し清らかな気持ちで、一層の充実感を感じることができました。

帰路では、重厚な宝亀(ほうき)のカトリック教会にも立ち寄って。

宝亀カトリック教会

www1.odn.ne.jp

充実のジョグトリップ、平戸八十八ヶ所巡り。

他のコース、あと3回、66札所も是非、参加したい。