ウルトラマラソンのための食事って、元気になって健康的!(?)

100km以上走るウルトラランナーって、どんな食事を食べているんだろうか?何か特殊なことをしているんじゃないのかな?

それって、なんといっても元気が長続きするため、のものだし、ランナーでなくても健康のための食事として、参考になるかも。

実際には、ランナーによって結構まちまち。で、どれも興味深い。これが自分のやり方、と言うものを見つけている人もいるだろうし、まだ模索中、と言う人もいるでしょう。

そこで、私はこんな方法をしてます、と言うのを紹介してみるのもいいのかな、と思い書いてみました。

自分の基本方針

自分は、あまり細かいことはできない。というか続かない。これからも長くウルトラマラソンに出たいし、なので長く無理なく続けられる食事法でないと。ということは、今までの仕事を含めた日常の生活パターンに簡単に組み込める方法。もちろん、あまり極端な制限などは、とても続けられない。食べたいものを我慢、などは到底できない。(大好きなお酒を制限するなんか、絶対できっこない。)

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ウルトラのために体に一時的に無理をしいるのも、ちょっと違う様な気がする。できれば、食事自体がさらに健康的な体を作ってくれるものであれば。

そこで、自分にピッタリの方法を発見。

朝食抜き。それだけ。

朝食抜きを始めた理由

フルマラソンを走り始めて後半バテるのが気になっていたが、ウルトラマラソンを始めて、さらにそれが明確になってきた。30-40kmぐらいからはきつくてしょうがない。歩きと走りの交互が始まり、なんとか時間内に完走。ウルトラって自分程度の一般ランナーは、そんなもんだろうと思っていた。そうやって、歩きを入れながらなんとかゴールするというのが、自分レベルのランナーのウルトラを完走するための作戦だと思っていた。

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そして超ウルトラ。なんとか173kmを制限時間内にゴールはできたものの、とにかくボロボロ。

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でも、気になったのが、周りには同じぐらいの練習量でもウルトラを最後まで走れる人がいる。始めて出場してサブ10でした、、なんて人がいる。超ウルトラでも、マラソンではそんなにタイムが変わらない知人が、自分はきつさには強いので、、と、とんでもないタイムで完走している。何が違うんだろう?と考え始めた。体質が違うんだろうな、とは思うが、では何が?

効率的な走りが必要かな、、、。で、ワラーチや裸足ラン始めてみた。

kimamanitabishitetanoshikurun.hatenablog.com

 

kimamanitabishitetanoshikurun.hatenablog.com

 

そしてそして、、栄養。走る時のエネルギー補給。なにかいい方法は、、。

そこで色々読んでみると、やはりよく書いてあるのが、脂肪を栄養に。ケトンをエネルギーに。これをすぐに使える人とあまり使えない人がいるらしい。糖質からのグリコーゲンはすぐに枯渇してしまうが、体にたっぷりある脂肪を使える様になると、1kgで6,000カロリーも!。体重x走行距離が消費カロリーと言われているで、64kgの自分は、脂肪が1kgとちょっとあれば、それだけでウルトラ走れてしまう!

さらに読み進めると、そのような体質になるためには、練習!ということでなくても、食事方法で手に入れることができるらしい。だが、低炭水化物など本格的なウルトラランナーがやっている方法。とてもできん!それに、お米ごはん、大好き人間。これを減らすなんて絶対イヤだ!

そこで、出会ったのが、あるホームページとこの一冊。

 

 

基本的には、朝食抜き

著者の千木良淳さんは、内科医。開業医でホームドクター。そして、さらに重要なのが、ウルトラランナー。

 

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本のタイトルは、西荻式ダイエット、とダイエット本ですが、内容はそのまま千木良淳さんが実践していて、これならウルトラマラソンでもハンガーノックに成らないと。

タイムを見ると、まあ超人的だし、これさえすれば自分も、とはとても思えないが、でも医者が言うことだし、やって悪いことはないだろう、と実践することにした。もちろん、健康にもいいはず、と。

そして、その効果は?

2018年春から朝食抜きを開始。練習中から、なんだか効果ありそう、と思いつつも半信半疑で出場した、2018年10月の壱岐ウルトラ。結果は、なんと12時間切り。一気に2時間も短縮。効果絶大!!!それまでの2年間は、関門時間とにらめっこしながらギリギリ完走だったのに。

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とにかく大きく変わったのが、走っていて、あのウルトラ特有の、きついから歩きたい、と言う気がおきない。80km過ぎに湾沿いから登り始める壁の様な劇坂はさすがに歩いたが、その他は上りもすべて走り。50km過ぎの後半は周りをごぼう抜き。去年は、ここを走った時はヘロヘロだったなあ、なんて思い出しながら。ニコニコと。なんと気持ちがいい!これで、自分もウルトラ・ランナーの仲間入りだ!と思えた瞬間だった。

それ以降も、ゆっくりマラニックなどすると、50-60kmぐらいまでであれば、水分さえとれば、特に補給食なくても大丈夫、という感覚になってきた。自分としては、効果は絶大。のような気がしている。(ただ単に、走り始めて7年で遂にマラソン体質を獲得、と言う時期が重なっただけなのかもしれないが)

朝食抜き、のすすめ。

どうやってするの?とか、体に良くないのでは?とか、色々疑問はあると思いますが、まあ、本を読んでみてください。医学的な裏付けはあって、安全で、別にランナーではなくても、健康のために良い、という方法です。そして最も重要なのが、これ、とにかく簡単。

自分がやってみた経験としては、全然無理なく続けられて、そして、日常生活もむしろ体調が良くなります。

要するに、朝ごはんを抜く、というだけ。それで午前中は自分の脂肪を使ってエネルギーを作る(糖新生)。人間本来のこの能力が、いつも糖質をとる最近の日常生活では使う機会がほとんどないので、すぐに使えないようになってしまっている。のを、朝抜きで毎日使うことで、体に思い出させてあげるだけ。

江戸時代までは、もともとみんな1日2食だったらしい(本の受け売り)。だから、体に悪いはずはない。

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結局、食べるの我慢しているのでは?

我慢?いやいや、全然そんなことない。むしろ頑張って、たくさん食べている

朝1回分減ってしまった栄養を昼と夜で補給しないと、ランナーとしては必要なカロリーが補えない。最初の頃は、このぐらいかな、と甘い気持ちで昼夜を多めに食べていたが、ちょうどその頃、家の体重計が壊れていて測っていなくて、4ヶ月後に測ってみたら体重が4kgも減ってしまっていた!これはまずい、と言うことで、今は、昼と夜はとにかくたくさん食べて、なんとか体重をキープできている状況(今、身長183cmで体重64kg)。

ランニングを習慣にしている人が、朝食一回抜いて、をすると、そのカロリーを昼と夜の2回で補給しようとすると、そうとう頑張って食べないと足りない、、、、。

今日も、昼は普通の弁当一つと、大きめのハンバーガー!久留米のMALIBU。絶品!!!

tabelog.com

ただ、、以前は、朝のほかほかご飯とお味噌汁、焼き魚、、が大好きだったので、それが無くなったのは、確かに少し残念。でも、今は、時々、特別の時にだけできる楽しみ、と思うことにしている。

朝食べなくても午前中お腹減らない?

良く聞かれる。が、これは全くない。朝食抜きを始めた頃、最初1-2週間は若干空腹感があるが、それ以降は全くない。

というか、むしろ逆。昼近くにお腹が減る、ということもあまりなくなってくる。しかも午前中の体調がすこぶる良くなる。頭の回転もよくなっているような、、、、。

他にも、やってみて気付いた良かったこと。

朝、時間がゆっくり取れるように。

すでに子供は独り立ちし、夫婦2人の生活。朝ごはんがないと、、朝が本当におだやかな時間が流れる。

朝ごはん、作る時間も、食べる時間も、なくなってしまった。

朝ランから帰ってきて、あるいは、クリモの散歩から帰ってきて、あとはシャワー浴びたら、窓際の椅子に2人座って、庭の緑を眺めながらお茶を飲む。お喋りしながら10-15分、出勤までの時間をまったりと過ごす。

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星野焼(錠光窯)で頂く星野茶。落ち着きます。

以前の慌ただしさが嘘の様。

キャンピングカーでも、とても楽。朝はお湯を沸かして、美味しいコーヒーをドリップするだけ。あとは、まったりと時間を過ごす、、。なんという贅沢な時間。

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と言うことで、個人的には朝ごはん抜き、とてもおすすめと思ってます。元気になりますよ!

ラソンを走る人も、走らない人も、健康に興味がある方は是非。