コルドリーブスで隠岐島ウルトラマラソン、旅ラン日記。その2、出走記。

 

以前から走ってみたかった、隠岐島ウルトラマラソン

コルドリーブスでの旅。金曜、土曜と島をのんびり満喫して、

 

kimamanitabishitetanoshikurun.hatenablog.com

 

いよいよ18日日曜、マラソン当日!

 

スタート地点、西郷港へ。

3時半に起床。

朝ご飯を電子レンジでチンして、ふりかけで頂く。

前日にゴール地点、「総合体育館レインボーアリーナ」の近くの公園駐車場横にウォシュレット付きの綺麗なトイレを見つけていた。ので、まずはそこまで行って、で、トイレ良い感じで済ませ、、

 

スタート地点、港のあたりで降ろしてもらって、スタートの準備。4時過ぎでも、十分明るい。荷物を預けて、

嫁さんは1kmちょっと離れたゴール地点近くの文化会館の駐車場にコルドリーブスを置いて、歩いてきて(ありがとう、、)。5時スタート少し前に合流。

ワラーチで隠岐島ウルトラマラソン。スタート前



ワラーチ軍団の写真に参加させてもらったり、

隠岐島ウルトラマラソン。ワラーチ軍団

悪代官様にご挨拶したり、、(屋久島、奄美大島、、なぜか島でお会いする)



いよいよ隠岐島ウルトラマラソン

5時、マラソンではお馴染みMCさん石原早百合さん(壱岐ウルトラでも聴き慣れた)の元気な声で、スタート!

ぼちぼちキロ6分半程度で進むが、、晴れとの予報が外れて曇り空。ラッキー、と6分そこそこのペースに少し上げたりしながら、進む、、が、、1時間ほどして気づく。

蒸し暑い!!

湿気が強くて、汗がどんどん出る。思いのほか、きつい。

20kmころ、やばい、と思い始める。汗がとまらない。



30km最初の関門。中村。

応援ツアーバスで来ている、嫁さんの応援を受ける。

が、ここで嫁さんにも、やばい、暑い、きつい、、と思わず弱音をはく。とにかく完走を目指すから、と伝えて、スタート。この頃は、まだ、水分と食べ物もしっかり入っていた。

隠岐島ウルトラマラソン。楽しい地元応援

 

48km中間地点まで難関、山道へ

ここから標高200mを上る山道へ。

そしてこの頃から空の雲がだんだん減ってきて日差しも強くなり、それまでの湿気に直接の暑さも加わってきた。つらい、、。

カープのSLYLYのユニフォームのランナーさん(50kmからはワラーチで走る、と)

やら、けん玉しながら走る方(後で嫁さんに聞いたら、こちらの奥さんとツアーバスで一緒だったと)などと上り坂を歩き、走り、暑い、、やばい、、と声を掛け合いながら。

 

Hentai Runnerと書いてるTシャツのランナーさんとときどき話をしてたら、やがて、このトンネル抜けて降ると、焼肉エイドですよ、と。で、へえ、そんなエイドがあるのか、と思って降って行ったら、元気な私設エイド。で見ると、なんと泡つきドリンクが!!。ちょっと怖かったが、少し頂いてみた。で、走ると確かに少し元気になっている、、が、、まあ10分ほどで効果はすぐに切れた。

 

48km、レストステーション。ここも嫁さんの応援ツアーポイント。で、色々と面倒見てくれて、食べ物やら飲み物やら取ってきてくれる。ありがたい、。が、、素麺食べて、。で、カレー食べる?と聞いてきたけど、無理。もうこの頃にはすでに胃がヤラれている。受け付けそうにない。胃薬飲んで、回復を願う。

ここで15分ほど、しっかり休んで回復を図る。

 

後半戦スタート。脱水との戦い。

11時20分。出発。あと1.6kmを10分ほどで行けば、50kmを11時30分にスタートする川内選手に抜かれるという、この隠岐島ウルトラ名物、川内選手との追いかけっこを経験できる。

頑張って進んだが、、、休みで固まった体でなかなか走れず、1分前ぐらいにスタート!!の声。残念、追いかけっこ参加できず。

 

ここからは、とにかく脱水との勝負。雲もかなり減って、日差しと相変わらずの湿度攻撃で、一段と暑い。元気の波の調子をみながらある程度走れはするが、飲めども飲めども、全然尿意がない。試しにエイドでトイレに入るが、ほとんど尿が出ない。やばい。

さらに、飲んでばかりいるので、胃がさらに痛くなってくる。

60km過ぎから100m以上の峠越えが3つ続く。登りをなんとか体力温存。走りは入れるが、無理せず。

ちなみに、この隠岐島ウルトラのゼッケン。胸のゼッケンには高低差の表を付けてくれている。しかも上下さかさま。つまり走りながら、自分のゼッケンを見ながら、どれほどの峠があるのかを確認できるようになっている。これが本当に有難い。

なんとか乗り越えて、76kmエイド。3ヶ所目の嫁さんの応援。

この時も食べ物は、なんとか素麺を少しぐらいで固形物はとても入らない。

 

後半、1/4へ。

関門の時間を計算しながら、の勝負が始まる。1時間あった関門の余裕が、関門に着くたびに少しずつ余裕を吐き出している。

ゴールの制限時間まで、1時間6kmのペースでは間に合わないが、それより少しでも早ければ間に合う、、。のだが、まだまだある程度のアップダウンもあり1時間7kmが保てない、、。

ただし、この頃から雲がまた増えてきて、日差しは落ち着いてきたのが少し助かった。

泊まっていた海洋スポーツセンターのある湾に出ると、知った場所なので、少し元気がでる。海洋スポーツセンターでは、バンドが演奏してくれている。センターの係の女性の人が気がついてくれて、応援してくれた。さらに元気が。

隠岐島ウルトラマラソン。海洋スポーツセンター

そこを過ぎて、空港の方向へ向かって登る。この辺で、制限時間に間に合いそう、と、ようやく確信が持てるように。

最後、あとはほぼ下りのみ。それまではもう足も残っていなくて下りでも苦しんでいたのに、気が楽になったからか、下りに乗ってキロ6分半ほどで楽に走り続けられる。こんなことがあるから不思議だなあ。

隠岐島、ゴール前のおかえりなさい横断幕

いよいよゴール地点。トンネル抜けて、最後のちょっとだけ激坂を登って。

嫁さんと合流して、いっしょにゴール!!。

14時間11分。

きつかった!!

隠岐島ウルトラマラソン、ワラーチで完走



ゴールの後は、やっぱり、、

隠岐島ウルトラ。例年は完走率は80%以上あるのに、今年は62%だったらしい。やっぱり今年の暑さ、と言うか湿気は異常だったんだ。

ゴールして水分補給を、と思うが吐気が強くて少しづつしか取れない。

しばらく横になって回復を図る。

制限時間に向けて次々にランナーさん達がゴールしてきて、途中声を掛け合った人たちと健闘を讃えあいたかったが、とても起き上がれない。

 

30分ほどして、なんとか起き上がり、吐き気と戦いながら、駐車場まで歩いて行って、コルドリーブスに乗り込む。嫁さんの運転で海洋スポーツセンターへ。

最近はいつもゴール後、こんな状態、情けないなあ。でも今回、暑すぎ、、仕方ないか。

あとは、すぐに就寝。本当は余韻に浸りながらゆっくり食事を楽しみたいのだが、、、。

まあ、なんにしても、完走できて良かった、、の精神的な余韻にはどっぷり浸りながら。