コルドリーブスで日帰りドライブ、福岡の星野村へ。星野焼、窯巡り

平日に入ったお休み一日。のんびりドライブ。

コルドリーブスに、ポンポンと荷物つみこみ、クリモを載せて出発。 

星野村の星野焼。源太窯へ

まずは八女で日本酒「繁桝」

まずは、八女方面へ。

途中で、梨の直売所で2籠。安いし甘いので、この季節、ここを通る時はいつも立ち寄る。

八女の市街地に入り、朝日屋酒店さんへ。大好きな「繁桝」(高橋酒店)が、ここには、たくさんの種類がいつも置いてある。それぞれの時期の、おすすめを聴きながら選べるのがいい。

yame.mypl.net

www.shigemasu.co.jp

この繁桝の高橋酒店では、例年、会員用の酒蔵見学会があるが、今年はコロナで中止になった。代わりに会員限定のお酒を出すので、それを予約できる、との連絡をもらったので、今回は、その注文をしに来た。

もちろん、今おすすめの「繁桝」を一つ購入。夏ならではの、ロックで飲めるのがあった。

ガツンと来るのにスッキリ。美味しい!

 

繁桝

一路、星野村へ。途中で昼飯、そば処「な佳しま」

八女から国道442号線を東へ、山間部へ入っていく。途中左折して県道52号線に入り星野村方面へ。

昼ごはんは、そば処「な佳しま」で取ることに。

tabelog.com

以前、一度利用して、美味しいし、店の雰囲気も良かったので、再訪問。

八女から20分ほど、結構、山奥に入ってきたところにある。付いてみると、平日なのに、お客さんはいっぱい。お昼時だったとは言え、やっぱり人気あるみたい。

駐車場が、コルドリーブスには少し狭くてどこに止めようかと、ウロウロしていたら、店員さんが気づいて、わざわざ出てきてくれた。この車(店員さんのかな)は出さないので、その後ろにどうぞ、、と案内してくれた。やさしい、、。有り難かった。

下履を脱いで、店内へ。古民家風のお店で、とても良い雰囲気。

そば定食を注文。大盛。やっぱりかなり美味しい。

そば処、な佳しま。星野村

十割とは書いていないし、麺自体もツルツルとしているが、味は、まったく十割。濃厚。ほんとに美味しい。定食の他のお皿も、蕎麦柿や漬物など、それぞれしっかりと美味しい、、、。嫁さんからサクッサクの海老天も一つもらって、さらに満足。

星野村のそば処、な佳しま

満腹になったところで「な佳しま」を後にして、さらに東へ。綺麗な渓流を右手に見ながら上流へドライブ。

 

星野焼「源太窯」へ。

星野焼、は以前のブログで「錠光窯」の説明でも書いたが、江戸時代に栄えていたが明治時代に一度途絶えていた。80年後、ここの「源太窯」の山本源太さんが苦労して復興させた陶器。

unagino-nedoko.net

県道の渓流沿いを登って、星野村の街に入る少し手前。源太窯、右折の小さな案内。右折して橋を渡り、その少し先でさらに右折して細い道へ。ほどなく、趣のある家がならび、源太窯の標識。

実は、以前に一度おとづれたことがあったのだけど、この時はお留守で。今回、リベンジ。

車を降りて標識をみたら、矢印が右と左と、、、。ん?どっちに行けば良いの?まあ上に展示室が見えるので、少なくとも右の道はそのまま通じているのがわかる。で、右へ。

星野村の星野焼、源太窯。矢印が右と左と

展示室はすぐに分かって、扉も開放されていて、そのまま作品を見れる。すぐに、奥さんが出てこられて、その後、ご主人、山本源太さんも来られてご挨拶。

星野焼源太窯。展示室

独特な雰囲気の作品がたくさん並んでいる。土のことや釉薬のことなど、伺ってみると、とても優しく説明してくれる。

コーヒーカップ、、とってもいい感じのを発見。星野焼の典型、夕日焼、鉄で出した赤い色。でもこれは、他のよりさらに色が濃い。中とカップの淵は、梨の木の灰の釉薬。境のところと取手の上は、二つが混じって、黄土色っぽい。とても趣がある。

毎朝これでコーヒー飲んだら、気分アゲアゲで一日スタートできそう。

と言うことで、購入決定。

星野焼、源太窯。コーヒーカップ。夕日焼に梨灰の釉薬

嫁さんは、お皿を2枚購入。重厚な黒銀色で、微妙なグラディエーションが付いている。すごくおちついた渋い雰囲気。色んな料理に合わせられそう。

コーヒーカップもこのお皿も、鉄分の渋い光沢がある。これを展示場から外に持って行って、太陽の光でみると、また違った具合の色合いになる。特にお皿の方は、ガラッと雰囲気も変わって、その色もまた渋い!少し華やかな感じもある。

 

その後、出していただいた星野の美味しいお茶とお茶菓子を頂きながら、源太さんとしばらくお話をさせて頂いた。鳥取のご出身で、焼き物を勉強して、詩人でもあって。放浪していたところ、久留米の詩人、丸山豊さんに紹介されて、この星野村で星野焼を復興することになった。と。説明してくれた。

そしたら、久留米で育った嫁さんは、「あれ、丸山豊さん、って、自分の小学校の校歌を作詞した人ですよね」、、と(なんでそんなこと、覚えているの?)。で、そこからまた話が盛り上がって、色々とお話しを聞かせていただいて。

源太さんの人となり、、や、今までの歴史を知ることができた。とても貴重な時間。

そして、こう言うお話を伺えると、陶器もさらに重みが増してくる。

星野焼、源太窯の山本源太さん

帰り際は、反対側から降りたらいいですよ、、と(それで矢印が2方向だったのだ、、)。

そしたら、奥さんが先に進んでわざわざ案内してくれる。しかも途中で、横にそれて母屋の裏の方をぐるりと回る方も案内していただけた。落ちている栃の実を拾ってくれて、お土産にどうぞ、、と手渡してくれる。確かにいい感じ。部屋に飾れそう、、。周りのを自分でたくさん拾って持って帰ることにした。お二人の、とっても暖かいお人柄にほっこりしながら、出発。

 

源太窯で頂いた栃の実(大皿は高取焼だけど)

頂いた栃の実を飾ってみた。ちなみに、大皿は高取焼なんだけど、、、。

星野焼「十籠窯」

県道をさらに上流へ少し登り。星野村の街に。星の文化館などがある方へ右折して山を登っていくと、その途中に十籠窯がある。ここは今までも何度も前を通ったけど、いつも時間などのタイミングが悪く、まだ一度も中に入っていなかった。今回、初訪問。

www.crossroadfukuoka.jp

ここの陶器は、源太窯や錠光窯とは、少し違う雰囲気。デザインや模様、形をしっかりと作り出している。奥さんが出てこられて、色々説明を伺うことができた。

濃い青で全体を染めたり、模様を入れたりされたのが、とても綺麗。有田の磁器に使う青色らしい。星野焼の独特の土にこれで色をつけてあるので、重厚な青になって良い雰囲気。

釉薬をかけず、高温の火自体で3色の模様がはいるのも、とても趣がある。

興味を持ったのが、赤紫がかった銀色の光沢があるもの。鉄の色らしくて、使っていると、色合いが変わってくる、と。お店で使っている湯飲みを見せていただくと、本当に渋い赤みに変化してきていて、味がでている。購入するか迷ったが、その色合いでのコーヒーカップが無くって、、。また、何度か来て、これは、と言うのがあるまで待とう。

 

お茶の文化館へ。

十籠窯からさらに登って、お茶の文化館へ。一旦入ってちょっとお菓子などを購入。

あとは、クリモも連れ出して、外の広い広場で少しゆっくり。今回は、ここでゆったりと時間を過ごすのも、大きな目的。

木陰のベンチに座って、少しウトウト。

この広場の端には、原爆の火が灯っている。錠光窯の山本拓道さんのお父様が、広島からカイロに入れて持ち帰った原爆の火。平和な広いのどかな広場だけど、とても神聖な気分にもなるところ。

この広場は、夜は、星を見る人たちがたくさん訪れるところでもある。

 

www.hoshinofurusato.com

しばらく休んだ後は、リーブスに積み込んでいたテニスラケットをひっぱりだして、嫁さんと、ボレーボレー。駐車場のアスファルトでやったけど、ちょっと裸足になってみた。普通の動きには全然問題ない。急に走ると、ちょっと痛いけど。土などの普通のテニスコートなら、全然問題なさそう。

 

うきは、に抜けて帰路へ。

のんびりとリフレッシュして、ぼちぼち帰路へ。

星野村からは、北の耳納連山を突き抜けるトンネルができていて、うきは、に出るのは20分もかからない。星野村は一応、八女市ではあるが、このトンネルができてからは、八女市街にでるより、浮羽の方にでるほうが早くなった。

うきは、、、。漢字で「浮羽」と書いていたが、市の名前が平仮名で「うきは」になってしまった。漢字の方が、雰囲気が出て良かったのになあ。

浮羽からは、耳納山脈の北側麓を西へ向かい、田主丸を抜けて草野へ。

草野では、以前、昼飯を食べて大満足した「中野」でお惣菜を買って帰ることに。

tabelog.com

店に入ると、、時間が遅くて、惣菜、残りが二つになっていた。なので、二つとも購入するこことに。今度は、もう少し早い時間に行ってみよう、、。

草野の中野でお惣菜。いわしの南蛮漬け

イワシの南蛮漬け、美味しかった!

 

 

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コルドリーブスで星野村ドライブ

と言うことで、窯巡り、あとは山の中の公園、自然の真っ只中で、ボウっと。満喫の一日ドライブでした。

キャンピングカーは、リビングがそのまま移動しているみたいで、ゆっくりできる。こんな日帰りドライブにも、持ってこいだなあ、、、。

 

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