2023年秋、橘湾岸スーパーマラニックW部門276km。金龍ランナーの称号へワラーチ挑戦記。その2、中盤戦

還暦あとの初戦。金龍ランナーを狙ってW部門276kmへ挑戦。
序盤83kmで思いのほか疲労感が強い。不安を感じながら、睡眠での復活を期待しながら。

そして、超ウルトラ。この疲労感が出てからの走りが、まさに超ウルトラ。ここからが本格的なスタート、と言う感じ。さあ中盤戦へ。

 

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淡々と夜間走

諸町の三叉路に戻り、ここからが1日目の夜の難関、山上り区間へ。

上りをひたすら歩く。そして、歩くと睡魔との戦いになる。

ちょうど男性と女性のランナーといっしょになり3人でおしゃべりしながら。これがかなり助かった。延々と登る、、、。

下りへ。しかし、疲労からなのか眠気からなのか、判断できないような感じで、ペースが上がらない。先は長いので、まだ無理はしちゃいけない、など頭の中で、走れない理由を探しているようにも思える感じ。

 

川原老人の家エイド。98km。4時40分着。

この15kmを2時間45分。この急坂歩きの多い区間で1時間に5km以上進んでいるので、許容範囲か。

このエイド、水餃子が美味しい!そしてボラの方達の優しさが染み入るう。

眠気もあるので、また10分ほど横になって眠る。これでもかなり回復する感じ。

5時5分、スタート。

 

茂木への17km、アップダウンの繰り返しは、、やっぱりここは長い。精神的にも辛い。ペースは上がらない。

が、この途中で、日が明けてきた。少し元気も出てきた。

 

茂木の長崎ハウスぶらぶらエイド。115km。8時10分着。

茂木では、たっぷり食事がとれた。今回、胃が調子良いのが助かる。

預けていた荷物から、栄養ジェルなどを補給。10分ほどの短い休憩でスタート。

 

日も明けて元気回復。少しペースを戻して進む、、、が、ここで、、、

中盤戦最大の大失敗

ロスト。

一つ目の峠を越えて街に降るところで、旧道と新道、どちらを走っても良い区間。旧道を走るつもりが、新道に進んでいた。地図と違うので、20分ぐらいウロウロ。しかも、とんでもない激坂をまさによじ登る、と言う状態。さすがにこれはおかしい、と、結局、引き返して、間違いに気づく。

なんでこんなところ間違えたのだろう。タイムロスと共に、相当な体力のロス、そして精神的なロスをしてしまった。

 

日見公園エイド。130km地点。10時55分着。

15kmを2時間45分。そこそこ走れていただけに、タイムロスが痛い。

ここでもしっかり食事。そしてベンチで10分ほど横に。これでも、かなり元気回復。

11時30分出発

 

中継地点、小浜を目指して

次の目標。と言うか、小浜に辿り着かなければ、後半103kmへ進めない。まずは、ここをしっかりクリアを。そしてできれば、小浜で少し眠る時間が欲しい、、。

 

そこそこ走りながら日見の街を抜け、右折して住宅街、漁港を抜けて、いよいよ「とんの山」への激坂登り(こんな激坂ばっかり)。地図を見ながらもコースが分かりにくい。若干迷いながらも信じて進むと、なんとかエイドに到着。

 

飯盛とんの山エイド。138km。13時5分。

前回のE部門の時、元気のもとになった「おはぎ!」。旨い!

そしてまた、ゴロリ、と5分ほど、わずかな仮眠。の後、スタート。

計算すると、ある程度しっかり進めば次の千々石海水浴場のチェックポイント、なんとか間に合う。ただ、小浜では20時のリスタートまでに休憩、睡眠時間が取れない、、どうしようう、などと考え始めた。

山を降りて、ここでなぜかまたロスト。まあ5分程度のロスだったが、地図が読めなくなってきているみたい。

街の人、親娘に道を教えてもらい、復帰。娘さんの女子中学生からは、「がんばってください」、、の応援があり、元気を頂きながら。

 

じゃがいも畑は、春のE部門の時は制限時間に向けてひたすら走ったが、今回は登りは無理せず歩き、平坦を走る、、で。体力も温存しながら。

 

飯盛経塚エイド。146km。14時30分着。

坂を降った向こうにエイドが見えたら、ボラの人が、手を振って!!と言っている。から元気を出して、手を振りながら辛い急坂を下って、エイド到着。ボラの人たちが本当に陽気で、元気をいただける。

 

国道の裏道の街並みをなんとか走りを多めに入れながら進み、国道に2回出ながら、110mほどの上り、降って、唐比温泉センターエイド、、、のところが、「春」のE部門のエイドだが、秋は無い。このまま通過して、海岸線へ。

千々石海岸を制限時間に向けてひたすら進む。

夕日が綺麗!

 

千々石エイド、チェックポイント。162km。17時30分着。

関門が18時なので、30分余裕があった。取り敢えずここをクリアできたので、後半戦、小浜温泉から先の区間に進める。ひとまず安堵。

嫁さんが、ここで待っていてくれていた。パスタなどを食べて少し小休止。

ここまでH部門のランナーさんたちは、時々抜いていく、ぐらいだったのだが、ここで、関門時間に間に合うようにと、続々とH部門のランナーさん達が到着して来る。みなさんすごい。まだまだ全然元気そう。

 

ここで日が沈んで、、ヘッドライトを装着。二晩目のランに突入。

 

中継点の小浜173kmまでは11kmほど。

小浜では、早く着いたランナーも、ここで小休止となる。後半103kmの島原から雲仙に向けては、20時に一斉にリスタートすることになっているので、それまでは、食事したり少し睡眠をとるなど休憩する。

ただし、自分のW部門の男子は、1.3km手前の別の公民館が休憩所なので、7時50分の一斉スタート、と少しズレるのだが。

なので、あと10kmほどなので、それまでには着けるかな、が、それでは休憩せずにリスタートになってしまう。1時間は休んで8時50分にスタートにしようか、などと考えながら走る。

 

まず激坂よじ登って(こんなんばっかり、、)、走ろうと思ったら、体調がおかしい。歩き主体に。少しすると落ち着いてきたが、慎重に。

あと5kmぐらいのところで、Hくんが追いついてきて、、。がんばって!と声をかけてくれて、元気に抜いて行った。(後で聞いたら、なんとH部門320km、優勝していた)

が、その後もペースも上がらず、ちょうど休憩所から7時50分にリスタートとするランナー達に声をかけてすれ違いながら、、、

 

小浜のW部門、休憩所に、7時55分、到着。

ここのボラの方々。知り合いのランナーさん達で、ご挨拶しながら。少し食事を。そして、さあ少し横になって30分ほど眠ろうか、、としていたら、、

ここで、「今回のたぶん最悪のアクシデント」、発生

なんとその休憩所。何かの手違いでダブルブッキング状態だったことが判明。20時半から地元の卓球教室で使用するので、開けてください、と。

 

短時間でも眠れれば、と横になったが、周りが準備で騒がしくなり、結局全く眠れず。

仕方なく一睡もできないまま20時35分リスタートとなった。

 

さあ、終盤戦へ。

二晩目。もう成るようにしか成らない。気を強く持ちながら。