大村湾一周のウルトラジョグトリップ 、130km。
昨年に引き続き、ワラーチでの参戦。
長崎市の時津、ほぼ中間地点、コンビニ(ファミマ)で休憩
さあ、ここから後半戦の始まり。
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ファミマでは、買ったおにぎり食べて、10分睡眠。
気持ちも張っているし、寝たのかあまりはっきりしないが、まあたぶん意識は失っていた。
荷物の整理などしていて、合計25分の休憩。午前1時15分、出発!
ちょうどファミマを出発するところで、去年ライトを貸したYさんがトコトコと走って来た。
実は去年、彼女と最初に会ったのは、ライトを貸した時ではなくって、このファミマ。自分がグロッキー状態でこのファミマにたどり着いたとき、Yさんがすでにイートインのコーナーにいて休憩中だった。食事中に少し挨拶。そして自分が仮眠中に先に出発していった。
今年もここで会うとは、なんという奇遇。Yさんも覚えていて、あ、ここのファミマでしたね、、と。
自分はまずは歩きからボチボチ慣らして、と思っていたので先に行ってもらう。
去年は超回復。今年はいかに。
去年は、この後、超回復。恐る恐る走り出したら全然きつくなくって、20kmぐらいはハイペースでも平気。こんなことがあるんだ、と、かなり驚いた。
今年も少し期待しながら、少しづつ走り出す。
が、、今年は、回復はあまりなし。心拍数も高め。仕方ない。ボチボチ走る。
市街地を抜けていくと次第に延々クネクネ上り坂に。外灯もまばら。やがて、家も全く無くなる。だんだん真っ暗に。本当にこれが国道なのだろうか、と疑いたくなるほどの細い荒れた田舎道。
昨年もだったが、この区間ではほとんど誰にも合わない。ランナーの間隔が広くなるからか。時間帯も真夜中の2時3時。寂しい。昨年は、まだ超回復で気分良く疾走していたが、今年は、気分的にも重い。
70kmのオアシス到着。ももえだプリン。これは食べやすい。甘いし、つるりつるりと入る。気分も少し上がる。
このおかげか、その後しばらくは、いい感じで走れていた。が、、、
一気に襲って来た疲労感!
75kmぐらいのとき、一気に疲労感が襲って来た。
あれれ?一時期150台で高め安定していた心拍数も再上昇。
ちょうど、嫁さんから電話。先ほど自分が休憩したファミマの近くの別のコンビニで駐車場に止めて休んでいた、と。分かり易いように一番道路よりにコルドリーブス を停めていたらしいが、全く気づかなかった。
あちらもがっかり、だが、自分も相当がっかり。
ただでも疲労感が襲って来ていたのに、さらに一気に気分が凹む。
しばらく歩いたが、歩きでも心拍数が150台から下がらない。
下りでもきつくて走り続けられない。やばい。まだ50km以上あるのに、これは完走どころじゃなくなってきた。
そう言えば、、、
30分以上はトボトボ歩いていたか。
そしたら、ふと、脱水では、、と気づく。そういえば、トイレの回数がかなり減っている。昨年は脱水を気にしすぎて水分摂取が多すぎて、トイレがかなり多くなってしまったので、今年は少し少なめに、と思っていたが、それにしても減らしすぎた。自販機でポカリを買って、15分ほどで500ml飲む。それと、ロキソニン内服。きつくなったら飲もうと思って持っていたのに、それも忘れていた。
きつくなって、心拍数ばかりやたら気になって、いつもならすぐに思いつく水分やロキソニンの事が頭に浮かんで来なかった。なんでもっと早く気づかなかったのだろう。この辺が、ウルトラの最中、頭が正常に回っていない、というところなのだろうか。
ということで、水分取ってロキソニン飲んで、20分ほどすると、どんどん走り続けられるように。やっぱり、、、。
80kmオアシス。午前4時。
ようやく走れるようになって、80kmに到着。
コーヒーだいふく。これも、柔らかく、程よく甘く、本当にありがたい!
この10km。去年より20分以上は遅かったが、まあきつさもとれて来たところだったので、気分良くスタート。
この後、すごく桜がきれいなところを通過。両側に結構大きな桜があって、上まで覆っている。まさに桜のトンネル状態!。自分のヘッドライトで照らしながらだが、相当綺麗!
200-300mぐらいの区間。日中だとすごい眺めなんだろうなあ。
きつさも取れて来て、ペースも上がって来たところで、さらにこの桜で、一気に元気に。
追記:
ネットで調べたら、古川(ふるこ)の桜トンネル、という超有名なところだった。福山雅治の歌にも出てくるそう。確かに。夜でも相当凄かった。
上りも元気に走っていると、これまで何度も抜きつ抜かれつの人(ウルトラあるある)に88kmあたりで追いつく。その人が、あとフルマラソン一本ですね。と。
なるほど、よし行けるぞ、少し元気が。
でも、よく考えると、それって、まだ相当あるぞ、、と考え直して、少し凹む。
まあ、あまり考えずに淡々と進むのみ、、。
90kmオアシス。午前5時20分
諫早に入ったところで90kmのオアシス。この10kmは、昨年並みのペースで良い感じ。歩きも入らず走り続けられる。
いなり寿司。これこれ!ご飯ものが食べたくなる朝。元気がでる。
空を見ると、まだ明けては来ていないが、雲が厚い。あれ?、日曜は晴れの方向に向かうはずでは?なのに、とても晴れてくる気配はない。不安になってくる。
諫早に入ってからは、ジョグトリならではのコース取り。まっすぐ平坦な国道を進まず、わざわざぐるっと山手の方に回らされて、坂道を登る。ジョグトリのリピーターは、主催者あみりんのこのいじめのようなコース取りが、中毒のようにやめられなくなる理由、とも。
(そして、この回り道が、桜がきれいだったり、景色がいいコースだったりするので、たまらない)
でも登り坂も、まだまだ好調に走れる。
諫早を抜けて、今度は海沿いへ。空も明けて来て少し明るみが。
この辺で、ロキソニン効果が少し薄れて来たのか、少しキツくなり始めて来た。
今回1番の試練、海岸線は雨風との戦い
さあ、今から海岸線を北上。
そこで、、、なんと、雨!やばい。風も強くなって来た。
クネクネとした海岸線を岬に向かって徐々に登っていくが、なんと左側の大村湾から、強烈な風!横殴りの雨が混じった海風が吹きつけてくる。
やばい、やばい!体温が奪われる。雨具の下の腕が冷たくなってくる。歩くと低体温症になりそう。走り続けるしか無い。
どこかコンビニか公衆トイレでもあれば、ザックに入れてある長袖を一枚、雨具の下に着たいが、海岸線。そんなところ全然ない。左は海。右は山。隠れて雨風を凌いで休むところもない。そんな海岸線、岬へ向かってひたすら登る。
少しづつ、夜も明けて来て明るくなって来た。
100kmオアシス。午前6時50分
なんとか100kmのオアシスに到達。
100kmを14時間30分ぐらい。まあ結構立派なペース。
ノンアルコール梅酒ゼリー。きついときは、このツルリと入るの、最高。本当にありがたい。
ただ、寒い。プラス何か暖かいものが食べたい!!
一応、屋根はあるのだが、ザックを開けて上着を出している間に雨混じりの横風で濡れてしまいそう。まあ走り続けられているので、低体温にならずに行けるだろう、とそのままスタートすることに。
さあ、あと、30km。
ちょっと気持ちが入り過ぎて、長くなったので、後半戦、その1として、一旦ここで終了。
夜間走の区間だったのも有って、写真はオアシス食ばっかり、、、。
あとは、その2、に続けます。