ランニングを始めて各地のマラソンに出場するようになったのがきっかけで、前泊のためキャンピングカーを購入。自分にとっては、この二つ、マラソン大会とキャンピングカーは最高の組み合わせ。思い切って購入して本当に良かった。
皆に当てはまるわけではないでしょうが、マラソンに出る人に結構おすすめの組み合わせと思うので、紹介を。
きっかけは指宿マラソン
指宿マラソン、走っていてもとても楽しい、そしてエントリーも制限時間もやさしい、知る人ぞ知る指宿マラソン。
ランニングを始めて2年後のフルマラソンに出始めた最初のシーズンに初エントリー。以後はハマってほぼ年中行事。
ゆっくりランナーの嫁さんでもここなら制限時間で走れるので、毎年、二人でゆっくり景色を見ながら食べながらファンランで。
しかし、指宿マラソンの最大の難点は、宿泊。2万人も走るのにホテル旅館が少ない。
最初の年は、指宿は空きはなく鹿児島市内泊。朝のJR臨時列車で指宿へ。これが満員で1時間立ちっぱなし。スタートまでに体力消耗。なので以後はしっかり早めに指宿に予約。と言いつつも近くはなかなか空いていない。
4年目になり、ならばと車中泊をトライ。初めての経験。色々と準備して。そしたら、すごく楽チン!ということを大発見。特に指宿の特徴でもあるが、駐車場はスタート地点のすぐ横。寒い冬、スタート直前まで車の中で待機。降りたらすぐにスタート。予想以上に、本当に本当に楽チン。それまでの色んなマラソン大会のスタート時の煩わしさが、すべて吹っ飛んだ感じ。
ただ、、冬の車中泊は、ちょっと大変。寝るのも熟睡とはいかないが。
そこで翌年、キャンピングカー(バンタイプ)をレンタル。今度はゴール地点に少し近いところに駐めてみたら、他にも車中泊の人がたくさん。テントの人も。前夜から酒盛りしているグループも。これって、楽しい。しかも今度はしっかり眠れて。ゴールしてすぐに着替えれるし。荷物は運ばなくていいし。やっぱり超、楽チン。
味をしめて、別のマラソン大会でもキャンピングカーをレンタル。しかも今回は、少し大きなキャブコン。さらに楽チン!!。
それならば、と、かなり背伸びをして、家の大蔵省も説得して、ついに購入へ!。一台目は「ティンガーラ」。そこから、キャンピングカーでのマラソン大会出場という生活にどっぷりハマってしまいました。
キャンピングカーでマラソン前泊ができるってすごくいい
キャンピングカーなら前泊ができると言われても、まあ当たり前と思われるかもしれない。それが目的なのだから。しかーし、これが想像していたよりも数倍、ランニングを楽しいものにしてくれた。
それまでは、車で1-2時間のところであれば、当然のように朝出発。ところが今では、車で1時間のところでも迷わず前泊。宿泊費いらないし。なので今は、出場するマラソン、マラニックの9割以上は前泊。
車で1時間の街でも前泊
前泊なしで朝自宅を出発となると、スタート地点に近い駐車場に駐めたいなら、かなり早く出ないといけない。遅くなると、遠い駐車場になり、スタートまでの余裕がなくなる。まだ真っ暗なうちに出発して、眠い目を擦りながら。前夜も、準備万端整えたら、カーボローディングして早々に就寝。
それがキャンピングカー買ってからは、必ず前泊。これが、すごく良い。忙しくて仕事からの帰宅が遅くなっても、それから出発して前泊する。
夜はしっかり睡眠して、朝はゆっくり準備。スタートの時の体調がかなり楽。スタートの時点でハンディを貰っているようで、他の人には申し訳ない感じがする。
それに近くても別の街ならば、見所もたくさん。前日(土曜)時間があれば、色んなスポットをめぐりながらドライブ。観光地を巡って、ランチ食べて。前日受付も済ませておけば、当日朝はさらに楽。
夜は温泉に入って、夕ご飯も当地の名物を堪能して。地方のマラソンがぐっと思い出深くなる。
それまでの、ただ行って走って帰って、は何だったのか、、。
旅ラン自体が目的に
前泊にお金がかからないとなると、時間が取れる週末の度に、どこか、一泊で行ける範囲でマラソン大会やってないかな、、と探すのが楽しみに。
今度はどの街に行こうか、、と。
今では、マラソン大会がメインで行くのか、旅行がメインで、ついでにちょっと走ろう、なのか分からないこともちらほら。
範囲は、九州全域はもちろん(上の写真は屋久島)、中国地方、四国まで。相当あちこち行きました。キャンピングカーがなければ、到底、こんなことはできなかった。
連休でもあれば最高。2泊3日も、懐に痛くない。
マラソンの前や後の観光範囲を広げられる。
宿泊場所も決めていなくていい。現地で仕入れた情報や、自分の体調を見ながら、行きたいところに行って、泊まりたいところに泊まればいい。
旅館やホテルに泊まらなくてよい、ということ
宿にしばられずに旅できるのも、やってみるとすごく良いのに気付かされた。
旅館やホテルだと、宿舎に着く時間をいつも気にかけていたり、食事付きなら、準備されている定食しか選択がない。お風呂も、旅館。チェックアウトも早朝に頼んだり。荷物や車の駐車の延長をどうするか考えたり。
キャンピングカーになってからは、現地のグルメを探して、その店で自分の好きなメニューを選べる。温泉も楽しめる。大衆浴場、なんてのもその地域感があって楽しい。到着時間も自由なので、途中に名所があれば立ち寄ったり、食事や温泉を済ませてから現地に着いてもいい。ホタルの名所に寄ったことも。旅の計画も一層楽しくなった。
前夜も楽しい
マラソン会場の駐車場で車中泊できる時は、他にも車中泊しているランナーさん達がいる。中には、テントで泊まる強者も。そんな人たちと夜のひと時を過ごすのも楽しい。翌日走るコースの様子を聞けたり。近くの食事や観光の情報も仕入れることができる。
ちょっと親孝行も
高齢の両親をキャンピングカーに乗せて行くことも。前日夕方に、マラソン会場周辺のちょっといい旅館に両親を送って一緒に食事。
その後、自分たちは会場近くに行って車中泊。翌日午前中マラソン走って、昼から迎えに行って、いっしょに観光しながら帰る。両親も、ソファでくつろぎながらのドライブ楽しんでました。
前泊の他にも、とっても相性がいいマラソン大会とキャンピングカー
メリットを挙げるとそのほかも沢山。キャンピングカー で、マラソン大会が今まで以上に充実、楽しいものになってくる。
ちょっと考えただけでも沢山沢山あるので、これはまた、次の機会にでも紹介しましょう。
kimamanitabishitetanoshikurun.hatenablog.com
キャンピングカーを買う?
安い買い物ではないし購入の決断にはかなり勇気が要った。
何度も、キャンピングカー販売店、中古車店まわったり、ネットで調べたり。それに、もっと先の老後の楽しみでも良いのかな、と思ったり。
でも、最初は消極的だった嫁さんも、色々見たりしているうちに、少しづつ心も動いて。で、自分も決心。
本当に決断して、今のうちに買って良かった。
一台目はティンガーラ。
中古車で購入。2年間、本当に色んなところに行って、沢山の思い出を作ってくれた。ソファーやベッドの配置など、なかなか良かった。のだけど、少しづつ、もう少しこうだったら良いのにな、、と贅沢な希望も増えて。いっぱい思い出を積んだティンガーラを手放すのは、かなり寂しかったけど、乗り換えることに。
そして、2代目、コルド・リーブス。
キャンピングカーは、値崩れがあまりしないので、買い替えは、思ったよりは出費は抑えられた。とは言いつつ新車に手を出してしまったので、それなりに大きな決断。リーブスの魅力は、またいつか書くとして、決め手は、広―いソファと、入り口の土間。犬をあげたり、走った後に土が着いたシューズやワラーチで乗り込む時に、この土間がとっても便利。
これからも、沢山、このリーブスといっしょにマラソンと旅と楽しんで行きましょう。
早く、コロナが落ち着いて、マラソン大会、再開しないかなぁ。