5週間の間に、の3つのウルトラにエントリー。
4/17、富士五湖118km。
5/3、橘湾岸マラニック217km(ただし153kmでDNF)。
そして、
5/22、周防大島100km。
と、無謀な計画
まあ、最後マラニックで制限時間もゆるいので、のんびり走ればいいだろう、と参加することにした。
第1回というのも魅力的だし。
結果、
前2回のウルトラがかなりきつく、それをこなしてきたので、それに比べると全然楽だろう、と、いろんな面で甘くみていた。
そのしっぺ返しをくらったウルトラとなった。
5月21日土曜日、周防大島へ
仕事から昼過ぎに帰宅。コルドリーブスで2時に出発。
カーナビで到着予想時間を見たら6時半。え?4時間半??そんなにかかるの?
周防大島、山口県にあるので広島より近いから3時間ちょとぐらいか、と思っていた。
ちょっと調べていれば分かるのに、見てなかった。完全に油断していた。(甘くみていた、がわかる最初のエピソード)
周防大島への橋を渡ったところで7時。
ちょうど夕日が綺麗。
夕食は、侍茶屋。
海の幸。ここは、かなり美味しかった!お店の雰囲気もすごく良い。大正解。
スタート地点の片添ヶ浜オートキャンプ場へ行って、温泉へ。
遊湯ランド。
スタート会場のすぐ横で便利。
入浴は8時半まで。ギリギリ間に合った。
この夕食やお風呂。予めしっかり確認してなくて、どちらも当初に考えていたところは使えず、慌てて探すことになり、少し焦った。甘くみていた、、。
まあ、結果的にはどちらも良いところが見つかったのは、良かった。
宿泊は、「道の駅サザンセトとうわ」。スタートの片添ヶ浜オートキャンプ場に近くて、静かで、車中泊には良い場所だった。
9時過ぎに就寝。
22日日曜、いよいよ周防大島マラニック
3時に起きて、会場へ。駐車場はスタート地点のすぐ横。その他の駐車場も比較的近いところのよう。なかなか便利。
受付をして、ゼッケンもらって。車でしっかり準備。
4時半にスタート地点へ。
とっても陽気な男性アナウンサーの元気な声で、盛り上がる。
ワラーチの人もちらほら発見。
一本下駄の男女ペアもいたらしい。
5時、100kmのスタート。
ジョグトリの知り合いの人。左右色違いのカラフルなワラーチ。しばらくおしゃべしながら並走。
10kmのエイド。みかんジュース。うまい!
この先は、朝日に照らされた東側の海岸を気持ちよく進む。まだ、かなり涼しくて、ランニングには最適。
16km。茶粥。
甘さはないけど、これは美味しい。すんなり入る。これ、後半に欲しかったなあ。漬物とかも塩味がいい感じ。
そこでワラーチが集まった!
ベチュラのサンダルも、、
ここからは、別のルナサンダルの人とお話ししながら並走。山口の人で、赤間ヶ関の思い出話などしながら。この辺は、結構な上り坂もあったが、まだまだ元気に快走。
27km地点。カスクート、、
って何?と思ったが、あとで調べたらフランス語の軽食。つまりサンドイッチみたいなものの総称らしい。美味しかった。いい感じの栄養補給になった。
ただ、このエイドあたりで気付き始めたのが、そのそれぞれの場所に特定の名物があり、それしかない、と言う感じ。あと、あるのはバナナぐらい。
普通ウルトラには、もう少し、塩やら、梅干しやら、れーずんやらおにぎりやら、置いてあるのだが、、。この辺は、まあ第1回なので、しかたないか。
島の東側の半島をぐるっと回った感じでスタート地点に戻ってきた。
曲がる角で、嫁さんの応援。少し疲れも出始めたが、まだまだ大丈夫。元気に返事して、進む。
35km。橋を渡って小さな島へ。
折り返して36km地点エイド。
ひじきサラダ。これはなかなか美味しい。
が、、、やっぱりもう少し炭水化物かなにか栄養が欲しいかなあ、、。
スタートの時の陽気なアナウンサーとグータッチで元気もらいながら。再スタート。
43kmエイド。あなご寿司!!
ここがあなご寿司!!実際に、そこで大将が握ってくれている!!
これが美味い!これは最高だった!
元気に再スタート。
が、ここからが、辛かった。この先のエイドが53km。ここで10km間が空くのは、ちょっと辛かった。炎天下!!!。だんだんきつさが。
途中、竜崎温泉への往復がある。このころは、かなりヘロヘロ。キロ7分半のペースが全然保てない。
50km通過。11時。6時間。
まあ、エイドである程度しっかり休みを取りながらでこのタイムなので、そこそこ良い感じか。まあ、後半7時間として13時間ぐらいではゴールできるかな、、なんて考えてたような。
しかし、さらにヘロヘロに。
やっぱり水分は、エイドの間10kmは持たないので、自販機でアクエリアス購入。
そしたら、しばらくして突然元気に。
走るフォーム、タイミング。が合った感じ。
キロ6分半か、どうかするともう少し早い。あまり早いと、体力使ってまずいかもなあ、とは思いつつも楽にスピードが出るので、まあ走れる間に稼いでおこう、とどんどん抜いていく。
53kmのエイド。ビーチ!綺麗だった!!。
みんな座ってゆっくり休んでいる。自分もしっかり休もうか、と思ったが、せっかく調子が出てきたところだったので、早々にスタート。
ちなみにここのエイドは、いちご寒天。すっごく美味しい。つるりと。
しばらくは調子良く走る。上りも、かなり平気。次のエイドは5km先なので、安心感もある。
58kmのエイド。
ここはハチミツドリンク!美味い!!!
ただ、、何か食べ物が欲しい、、(すいません)。
ここからが次のエイドが8km先。ここも長い、、つらかった。
炎天下。海岸線。水分が保たない。途中自販機でポカリなどを買いながら。
だんだん疲れが溜まってくる。
66kmエイド。ピザ。
ちょっと休憩、、と、日陰で地面に座り込む。
ここはピザ!、美味しかった、、のだが、小さい、、。やっぱり、何か食べやすいもので栄養が欲しい、、、。
そこからは、海沿いのとっても綺麗な道。
このころは、まだいくらか元気が残っている、、
が、、炎天下。日陰がない。
だんだん辛さが増す。ここも次のエイドまで8km。が長い長い。
それにしても暑い!!!。だんだんグロッキーに。歩きの時間が長くなる。
74km。周防大島に渡ってきた橋のところ。
ここのパンコッペは良かった!!。
初めて、しっかり栄養補給ができた!と言う感じ。周りのパンも柔らかくて食べやすいし、中のクリームも甘くて。栄養たっぷり、と言う感じ。そうそう、これが欲しかった!!!
あと1/4。
だか、ここでこれは限界だ、、、と感じ始めた。
スタートしてなんとか走っていると、道に応援が!
中のお子さん(中学生ぐらい?)は、少し外人っぽい?で横は、あ、お父さん外人。で、少しおしゃべりして、元気をもらったが、、
そこを過ぎるとだんだんもう、走れなくなってくる。
マラニックなので、無理することはない、、と、弱い気持ちが完全に心を制覇。
まあ1時間5kmでも良いから歩でいいか、と。
綺麗な海の景色、島々を見ながら歩く、歩く、、が主体に。
80kmのエイドは、激坂の上
80kmのエイドにようやく辿り着いたら、なんと、すごい登りの上にある。これが最高に辛かった、、。
ひたすら歩いて登っていると、上からミニクーパーが降りてきた。あれ、トランクの扉が開いたまま。(横開きのトランクなので、そのまま走ると、荷物が完全に落ちる感じ)手を振って、教えてあげたら、慌てて止まって。そしたら、あの陽気なアナウンサーの兄ちゃんが出てきて、「ありがとうございますーーー」と。
80kmのエイドに到着、もう限界。
日陰でゴロリ、、。ちょっと休憩。一眠り、と言うか、まあ実際に眠りはしなかったけど10分ほどゴロリ。ビニールに入った氷をもらえたので、首の下にしいて。これがかなり助かった。
なんとか起きて出発。だが、気持ちはもう、あとは歩き通しても良いかな、、と。1時間で4kmでも21時の制限に間に合う。もうそれでも良いや、、と。一気に気力が、、。
あとは、テクテク、というかトボトボ、と言うか、フラフラ、と言う感じで、歩く。
85kmエイド。
電動自転車で応援にきた嫁さんが待ってくれていた。
ここのエイドは、みかん鍋。団子や餅に刻んだみかん入って、美味しい、、、が、、、胃がもう受け付けない。半分ほどで、ごちそうさま。残念、、、。
91kmの次のエイドまで、またテクテク。自転車の嫁さんとおしゃべりしながら。少し元気が戻って、テクテクと。
ほぼ歩き通して、91km。
この6kmを1時間10分ぐらい。
ジャム杏仁。これなら今の胃でも食べられる。助かった。
ここで、ヘッドライトを装着。走る前は、遅くても14時間はかからないだろうから、19時前にはゴールするだろう、ライトは使わないだろう、、と思っていたのに、到底間に合わないペースに、、。
あと9km。少し元気が戻ったので、試しに走ってみると、なんだかどんどん走れる。キロ7分ぐらいは出る。ここの区間、上り下りも2つぐらい大きいのがあるが、そこも結構ガシガシ走って登れた。
96kmの道の駅まで5km。
近いが、、、やっぱりこの疲労では遠かったが、、それでもまあほぼ走り通して。
96km、道の駅
あれ?エイドに、あと3kmと書いてある。97kmなの?
ならば、休まなくて良いかな、、と、エイドのみかんのお菓子は、もらって、ポケットにいれて、すぐにスタート。
あとは、ゴールに向かって上り坂。なんとか、ほぼ走って、
ゴール!
14時間42分42秒!
(なんとか20時前にはゴールできた、、。後半50kmは、8時間40分もかかった、、、)
あの陽気なアナウンサーが迎えてくれた!
トランクが開いているのを教えてくれて、ありがとう!と紹介してくれている(笑)。
なんとか、ほっとしながら、こんなにキツイとは、、と思いながら。
と、長くなってしまったので、あとは、帰路や、反省点、思うところなどは、次編で。