チャレンジ富士5湖ウルトラマラソン118kmへの挑戦。その2

朝4時30分スタート!

さあ、いよいよ118kmの、長ーい旅が始まった。

 

kimamanitabishitetanoshikurun.hatenablog.com

 

スタート後は、まずは体調チェックしながら様子見

空はほんのりと明るみがある。が、公園を出るとまだ足元は暗い。ヘッドライトで照らしながら進む。

チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン118km、コースマップ

 

最初少し登ってすぐに長―い緩やかな降り。なんだかみんなずいぶん速い。どんどん抜かれて、ほとんど最後尾。でも、ちゃんとキロ6分半では走ってる。もう一人同じペースの人がいて、みんな早すぎますよねえ、、なんて声を掛け合いながらペースを守る。

2kmほどするとペースがみんな落ちついてきた。

道の気温の表示を見ると、2度。寒いはずだ。

見ると、一本下駄で走っている人がいる!!これで118km?超人だ、、、。

やがて空も開けてきて、ヘッドライトを消してポケットに詰め込む。

 

今回最初の課題発生

10km手前、今回の問題点が勃発。

膀胱が満タン。コンビニに立ち寄ってトイレを借りた。走り出す前、とくに水分補給をしたわけではないのに、、、寒い中を走って体が冷えているからか?

この後も、頻回にトイレに行くことに。最初の3時間ぐらいで5-6回、行ったと思う。とにかくそれで時間ロス、、という感じ。トータル10分以上は余分にかかってしまう計算。

キロ6分半を少し切るペースで走り続けているので、10kmごとのラップは1時間5分は切ると思ったら、、通過するときガーミンを見ると、1時間7分を超える。あらら?と言う感じ。エイドもほとんど留まらず、サササッと水をついで、はい、スタート、と言う感じで通過していたのに。

体はなかなか温まらない。ビニールと首巻きは外したが、耳巻きや撥水性レインパーカーは、まだまだ必要という感じ。

 

10km手前で、100kmのトップ集団が矢の様なスピードで抜いて行った。凄すぎる。その後も山中湖に出る前に何人かの女性に抜かれ、電車で一緒になった人が分かったら声をかけようか、と思っていたのだが、とても顔なんて確認できない。みんな、あっと言う間に抜き去って行く。

山中湖に到着。まだまだ元気。

山中湖、、、富士山は、、、、見えず。

富士五湖ウルトラマラソン。山中湖に到着

本当なら、向こうに富士山がみえるはずなのだが、、こんな感じで、結局、この日は一度も拝むことはできなかった。

でも、桜は満開!。この山中湖以外も、行く湖湖、どこも、とにかく桜が、真っ盛り!。この点ではベストシーズンだった。山中湖の湖畔をのんびりと落ち着いて走る。良い雰囲気。

ここでYoutuberのミャコさんが抜いて行った。いつも動画で見る感じのとおり、あまりスピードを出してなさそうな軽々とした走りなのに、どんどん前に行ってしまう。この辺はキロ5分で走っていたらしい。自分のフルマラソンペースだ。すご、、。

ぼちぼち体も温まり、この辺で、撥水性レインパーカーも脱いだ。

ここで今回の装備

今回、ポーチは伸縮性のある小さなもの1つのみ腰に巻いて出走。あとの荷物はズボンのポケット。ウルトラの時は、いつもこのポケットがたくさんあるもので走る。なので、脱いだビニールやレインパーカーは小さく畳んで、ズボンの横や後ろのポケットにぎゅっと押し込んで。ウルトラのペースならこれでも大して走る邪魔にはならない。

結果としては、ポーチはやはり普通のポーチの方が良かった。少し後悔。疲れてくると、伸縮性のあるポーチへのものの出し入れが、めんどくさくて嫌になる。蓋をさっと開けて、中が広く見えてさっと探せて、さっと蓋ができる、普通のポーチの方が遥かに良いと思った。

ワラーチ仲間との遭遇

この辺で、ワラーチの人を二人発見。ちょうど3人ならんだタイミングがあったので、挨拶しながら写真を撮った、、、、が、ブレブレで顔が分からん、、。。

富士五湖ウルトラマラソン。ワラーチ仲間3人。

その後、しばらく赤シャツのワラーチの人と一緒に少しおしゃべりしながら進む。

あれ、なんだか調子がイマイチ、、

20kmを通過して、山中湖一周グルリと周り、山中湖にお別れ。

この辺からは、疲れない様に淡々と走る、、。が、、

30km、、あれ?なんだかキツいぞ、と思い始める。こんなペースなのに。やっぱりウルトラのレースは3年ぶりなので、走り方やペースを忘れているのかな、、と思ったり。

忍野八海へ。数年前、高校の同級生ラン友で忍野のトレイルランに出た後、観光でみんなで来たところ。写真を撮って同級生LINEにアップ。

富士五湖ウルトラマラソン。忍野八海

すぐに返事がきた。見ると、友人は北九州の平尾台トレイルのスタート前だ、、と。みんなランバカだ。

ここから、スタートした北麓公園に向かって、緩やかな登りが続く。やっぱりなんだかきつい。歩きたい、と言うほどではないが、ペースが保てない。

第2関門の北麓公園、無事通過。

富士五湖ウルトラマラソン、第2関門、富士北麓公園通過

 

北麓公園を越えると、道に残雪が、、。

ワラーチで、一枚。

富士五湖ウルトラマラソン。残雪とワラーチ。



ここから、長―い、長―い、下りに入っていく。キツさを忘れられる。快調に降る。

ただ、、ゴール前にここを登るのか、、と思うと気が滅入ってくる。どこまで降るんだろう。とにかく、思っていた以上に長い。

横を走る人と、この坂、最後、辛いですね、、と話をしながら進む。

 

河口湖の橋に到着。

富士五湖ウルトラマラソン。河口湖到着


平地になって走ると、うーん、やはりきつい。キロ6分半を保てなくなってきた。

 

橋を渡った先のエイドで、嫁さんの応援を受ける。

富士五湖ウルトラマラソン、川口湖畔

少し元気がでたが、、ちょっとキツい、、やばい、、と弱音の言葉を漏らしながら、出発。

それにしても、相変わらず、桜が満開!

やたら綺麗な湖畔の道に気を紛らわせながら、進む。

富士五湖ウルトラマラソン、河口湖湖畔は桜が満開

 

50km通過。

綺麗な河口湖湖畔の景色とは裏腹に、、だんだん、ペースが上がらなくなる。

今回は、ロキソニンにお世話にならずに行きたかったが、これではとても保たない。

ということで、河口湖の途中、まだ55kmでロキソニン投入。

その後すぐに第3関門。

富士五湖ウルトラマラソン。第3関門突破

関門としては、30分近くの余裕があるが、この写真のころは顔もかなり疲労感で無理やり笑顔。こんなんで完走できるのか、不安に。

すぐに河口湖が終わり西湖に向けての登りが始まる。

ここで、走り続けるのは無理だーっと、ついに歩きが入る。

歩きがきっかけで、復調の兆し

が、、、その歩きが良かった。

以前からウルトラのとき、数歩歩いて、そのまま早歩きをしてそのタイミングで走る、とすると、楽に足に力を入れずに走れるフォームになって、疲れた時にランニングのタイミングを戻す時にいつも使っていた。

ふとそれを思い出して、やってみた、、、と、あれ?これなら走れる。登りなのに、いい感じで走れる。レースが3年ほどなかったので、フォームも色々変えていて、この感覚を全く忘れていた。

少し接地は強くて、ワラーチの足裏には少し負担はかかるが、まあ良いか、と、走り方変更。そしたらなんだかどんどん走れる。ロキソニン投入から15分ほどなので、多分たぶんまだロキソニン効果ではなさそう。走り方自体で良い感じになったのだろう。

 

3つ目の湖、西湖に。

湖間の登り道をサクサクと登り、、西湖に着いた頃にはロキソニンも効いてきたのか、どんどん元気に。キロ6分半を少し切るぐらいで快調に走れるように。

富士五湖ウルトラマラソン。西湖を通過

笑顔も自然なものに復帰。

これは少し希望がでてきたぞ、、

60kmを通過。

西湖の湖畔で、60km通過。ほぼ半分。ほぼ7時間。

走る前は一応、ゴール目標を14時間に置いていた。が、、後半を同じ7時間は、、とても無理だ、、と。ここで諦めて、目標タイムを下方修正。

と走りながら考えてみたが、、、よく考えると、、後半8時間でやっとギリギリ制限の15時間。本当に完走できるのだろうか?不安がよぎり始める。実際には後半2km短い58km。大丈夫なはず、、、、と、心を強く持ちながら、、。

 

こんな感じで、前半、思いのほか疲労感が早く出始めて完走できるか不安に。

だが、復活の兆しがあり、この元気がどこまで続くかは分からないが、希望を持ちながら、信じながら、後半に向かったのでした。